政治を変えるため地域から幅広い住民の連合を創り出す。

先週21日のブログで小田原市議会議員の佐々木ナオミさんが県議選へ挑戦することを話題にしました。

来月9日、午後6時より小田原市のジャンボーナックビルの5階にあるお堀端コンベンションホールで決意表明です。

テーマは、「県西からまっとうな政治をつくる。」。立憲民主党の福山哲郎幹事長らとの討論でなぜ出馬かを語ります。

大変勇気のいる決断です。保守地盤の小田原市で強力な自民党系現職2人に立ち向かうのですから。

定数2の選挙区で前回に引き続き今回も自民系2人が議席独占では多様な意見を県政にぶつけるのに壁となります。

自民党系だけがすべての住民ではありません。多様な意見を吸い上げるルートとなる議席の確保が不可欠です。

それと佐々木さんが女性であるということも大切な条件です。世の中、男女は半分ずつですので多様性の最初の一歩です。

政治分野で男女共同参画を推進する法律までできたのですから女性議員の拡大は当然のことです。

女性は生活に密着した福祉や環境や教育といった課題に高い関心を持ち、男性とは異なる視点があります。

女性議員の進出は多様な意見が議会において取り上げられるチャンスを拡大することにつながります。

もう一つ私が感じているのは女性の方がだめなものはだめという頑固さを持っているように思います。

こうした姿勢は現状の政治状況に一石を投じます。忖度が蔓延し閉塞感が漂う政治を打ち破る可能性を秘めてます。

書類の改ざんやスキャンダルが頻発している政治の現状を変えるにはだめなものはだめという女性の潔癖さが必要です。

そして最後に最も期待するのは地域からまっとうな政治をつくるうねりを興すきっかけにできるとの期待です。

保守地盤の強い小田原で強固な自民党の壁を破って議席を得ることは容易ならざることです。

勝利するためには、これ以上自民党、安倍政治の一強政治を継続させることに疑問を持つ勢力の結集が必要です。

佐々木さんの県議選への挑戦がそうした勢力の結集の端緒となれるかどうかが勝負の決め手だと思います。

そのためには政策の違いを乗り越えて流れを変えるという一点で大同団結しなければなりません。

県西地域初めての女性候補が出馬するというまれなチャンスを活かして住民たちの広範な連合を作る必要があります。

まとまれば強力な自民の壁も破ることができることを実証したいと思い、私は、呼びかけを続けます。

佐々木さんの挑戦が勝利を収めれば少なくとも神奈川県全体の地域政治に衝撃を与えます。

政治の流れを変えるとの強い意志が必要です。一気に国全体を変えれなくても地域から第一歩となる変革は起こせます。

来年4月の統一地方選挙で自民党のぶ厚い壁を破る象徴的な選挙区が全国各地でできれば流れは変わりだします。

小さくても実績を作ることが何より大切です。小さな局面から大きな局面へと転じて行けばよいのです。

二宮尊徳の「小を積んで大を為す」、「積小為大」戦略と言い換えても良いと思います。諦めないことが大切です。