神奈川県開成町長選挙、真の争点4-3~首長の器(うつわ)~

おー、いよいよ本格的に動き出したという期待感と惜しいなーという物足りなさが混ざり合ったような気分でした。

 (山神ゆたかHPより)

私が、この人が開成町と足柄地域の未来を担うと期待している山神裕さんの出馬表明の記事を見ての感想です。

神奈川新聞とタウン紙の報道で見る限りですが「均衡ある活性化を」というまちづくりの目標が掲げられていました。

私は山神さんがいつ出馬表明するのかも、また政策の内容がどのようなものかも知りませんでした。

私の方からもあえて山神さんが今現在どのような運動を展開しているかを問うようなことも一切してません。

山神さんは、あくまでも自らの知恵と才覚で町長選挙を乗り切るという意欲が強いです。

私があえて意見を述べる余地はなく、かえって山神さんの独自性の発揮に迷惑がかかるので一線を画してます。

久しぶりに山神さんの活動がいよいよ本格化しているのを知り興味津々で記事を読みました。

ブログの真の争点シリーズ、今回は「首長の器(うつわ)」という観点から記事を書いています。

山神さんは、器を作るための素材は申し分ないものがあります。うらやましいほどです。

少年時代からリーダーシップを誇り中学時代は野球部のキャプテンとして鳴らしました。

小田原高校でも野球部、慶応大学でも体育会の野球部でキャッチャーで神宮にも出場しました。

日本長期信用銀行から外資系の銀行の東京支店で活躍してきたキャリアを持ってます。

政治を背中から見つめてきました。父親が開成町長でした。ただ、1期目の途中で急死する悲運の町長でした。

キャリアも育ちも申し分ないと誰もが思われるはずです。大きな器になるための条件は整ってます。

問題は、なって何をするかの意欲です。十二分すぎるほど持っています。地位に就くのが目的の人ではありません。

町長になるために明治大学公共政策大学院でまちづくりを学びに行くぐらいですので意欲は本物です。

どのくらい大きな器へと成長するのか楽しみなのですがこれだけは実績がないので未知数です。

手放しですべて申し分なしとしてしてしまってはえこひいき過ぎると批判を受けてしまいます。

現段階での政策の評価はまだまだ改善の余地があると率直に思います。山神さん自身もきっとそう思っているはずです。

どえらい器になること間違いなしと予感させるような大胆かつ説得力のある政策へと練り上げて欲しいです。

小さな町開成町は北部が田園地帯、中部が住宅地と公共施設、南部が駅を中心とする開発区域に3分割されてます。

山神さんはそれぞれの区域の均衡をとって活性化を図るとしているわけです。きわめて常識的です。

外をたっぷり見てきたキャリアを背景にドーンとした華々しさを期待した向きには物足りなさが残ります。

期待感が大きいだけに大変でしょうが全く物が違うぞと一発でわかるような内容が欲しいです。

山神さんは大ぼらを吹くタイプではなくきちんと固めてという慎重さを持っています。

第2弾、第3弾と打ち上げていく戦略をとっているのだと推測します。間違いなく期待に応えてくれると思います。