立憲民主党の枝野代表は6日、横浜市内で記者団に対し来年夏の参議院選挙で複数擁立方針を重ねて表明しました。

幾度となく繰り返されている方針表明ですが支持率低下が顕著な中での発言に首をかしげざるを得ません。

立憲民主党はいわば瓢箪から駒の政党です。最大の功労者は小池百合子東京都知事です。

小池知事がにこやかに「排除します。」といわなければ立憲民主党は誕生していません。

希望の党に参集した議員の一部を切って捨てようとしたことに対する有権者の反感が土台にあったのです。

その上に乗って無党派市民たちの猛烈な支援が拡大していったという順番を間違えてはなりません。

確固たる支持基盤はなく脆弱なのです。判官びいきが消えれば組織があるわけではなく揺らぐのは当たり前です。

十数パーセントあった支持率は一けたに落ち込み5、6パーセント台になってしまったのも道理にかなってます。

このような状況下で無理な擁立工作をする意義がどこにあるのか常識的に理解できません。

参議院神奈川選挙区は、自民現職に、希望の党の元神奈川県知事、公明党。この3人は強いです。

残り1議席です。立民の現職がいて共産党の新人候補がいます。野党同士で競り合っているというのが現状です。

希望の党も野党ではないかという声もあるかとは思いますが私にはそうは思えません。

自民党以上に鮮明に憲法改正などタカ派的政策を推し進め差別化を進めてくると思います。

橋下徹元日本維新の会の代表は近著で真の野党の必要性に言及してます。希望の党の刷新に絡む可能性もあります。

希望の党はもはや色あせてしまったと思うのは時期尚早で再び勢いを盛り返す可能性を考えて置くべきです。

しかも元神奈川県知事が候補者です。簡単にけ落とせる相手ではありません。勘違いしてはいけません。

一体どのような手法で2議席を得ようとしているのか現実味のあるシナリオが全く見えません。

知名度のある候補者を擁立し無党派層の票をかっさらい、もう一人の女性現職も滑り込むとみているのでしょうか。

現状では手品みたいな話です。片方に得票が偏り現職が落選する危険性が一気に拡大します。

立憲民主党の実力に見合っているのは現職1議席の死守です。1議席ならば当選ラインを超える可能性は高いです。

共産党の女性候補も支持を立民支持層にまで広げ当選ラインに達する可能性も見えてきます。

あるいは組合組織が支援する国民民主党との連携で有力無所属候補を擁立し当選ラインということも考えられます。

この場合は混戦となり自民党以外はかなり横一線に並ぶ可能性が出てきてあわよくば野党で3議席もかすかにあり得ます。

立憲民主党で複数擁立してしまっては全ては水の泡に帰します。1人でとどめることが絶対条件です。

弁護士で合理的な判断ができると思われる枝野代表ならばちょっと考えればこの理屈はわかるはずです。

混戦を引き出さなければ勝機はありません。1人にするか国民民主との連携で無所属有力候補の擁立しかあり得ません。