「足柄の歴史再発見クラブ」は、故郷を流れる酒匂川の災害の歴史を学び地域に伝える活動を続けています。

主要な取り組みは出前授業です。開成町内にある2つの小学校4年生のクラスに出向いて授業を行い現地見学もします。

今年度の出前授業が先月29日から始まりました。開成小学校に午前9時半集合して全体授業に臨みました。

大学の授業は基本は90分です。学生たちを集中させるのは大変です。スマホをいじったり居眠りしたりします。

小学生は、半分の45分授業です。出前需要では休み時間もなく2限続けて授業を行うというのです。

集中して話を聞けるのかなといささか心配でした。取り越し苦労でした。態度が素晴らしかったです。

途中トイレに行く児童は出ましたがこれは止む得ません。真剣に聞いて一杯やり取りに参加してました。

今どきの大学生は小学生のように問いかけに応えてくれません。黙っています。小学生の授業の方が活気溢れてます。

出前授業に関しては「足柄の歴史再発見クラブ」には強力なメンバーがいますので安心してみてられます。

元小学校の先生だった大井みちさんで開成小学校にも勤務したことがあります。全てお任せしてます。

大井さんが80数人の児童向けにパソコンでスライドを作ってくれて児童たちに説明をしやり取りするスタイルです。

スライドのタイトルは「昔から今へとつづくまちづくり」となってました。このタイトルに大井さんの思いを感じました。

災害を乗り越えて今があることを学び将来のまちづくりの主人公になって欲しいとの熱い心が伝わってきました。

大井さんの応援団として私を含めてクラブのメンバー5人がつきました。ところどころ授業に参加しました。

私は元町長として紹介されました。2007年9月の大雨で酒匂川に架かる十文字橋が落橋した時の話をしました。

集中豪雨で一気に川の水が増えて古い橋が落ちました。その直前に役場の職員がパトロールしていたことを話しました。

職員からの報告では橋が波のように上下に揺れて恐怖心を感じたという話をしていたことを子供たちに伝えました。

その直後に橋が落ちましたのでパトロールの時間がずれていたら大きな事故になったかっもしれません。

町長として災害対応の最前線に立っていたのでできる限り臨場感を持って伝えることに注意を払いました。

じゃかごといって竹で編んだ筒のようなものに石を詰める水防機材を取り出したり飽きさせない工夫がふんだんでした。

大井さんはさすがプロだなと感心しました。大井さんのような教員の経験者をもっと集めたいと思いました。

開成町は教育のまちづくりを大きな看板にしています。出前授業はその柱に位置付けるだけの取り組みです。

学校の先生だけでは十分に知識がなり分野の授業を外部の方々が補って授業を行う、素晴らしいではないですか。

体験学習的な要素を盛り込無ため野外にも出かけますので子供たちにとっても楽しい時間だと思います。

町を挙げて対応を考えれば開成町の特色を示す取り組みになると思います。一段の努力を求めたいと思います。