2018年最後の「新しい道」の講話
11日の午後、開成町にあるフィッシングセンターの天井桟敷のような部屋で2か月に一度開かれている講話会に参加しました。
杉田廣善さんによる「新しい道」の話しです。8月以来でした。落ち着いた口調で天の声を聞いている気分になります。
杉田さんは千葉県柏市から出かけて来られます。90歳です。教えを語るという使命感が行動力の源だと思います。
「新しい道」は、故松木草垣女史が大阪羽曳野市に拠点を構え一代限りということで教えを広めたものです。
科学的に証明できる内容の話ではありませんので信じるか信じないか、いわば宗教と似通ってます。
全員が使命を持ってこの世に生まれてくるというのが第1番の原理です。へその奥にその使命は埋め込まれています。
いわゆる魂です。「新しい道」では「みたまさま」と呼んでいます。魂と常に向き合うのが人生です。
魂は本当の自分と言って良いです。普段意識している自分は偽りの自分です。欲望の塊です。
本当の自分はこの世になぜ生を受けたのか全てを知っています。その約束通り人生を果たすよう促しているのです。
しかし、欲望によって濁ってしまった人間は本当の自分からの呼びかけの声が聞こえてきません。
欲望を取り除き本当の自分の声を聴き人生を正しい方向へと導くのが人生の修行ということになります。
拝んだり経を唱えるのではなく本当に大切だと思うことを実行しその結果を喜んで受け止め修正することが修行です。
本当の自分の声とは天の声で、俗な言い方をすれば自分の中にあるお天道様とともに生きるということです。
杉田さんによれば明治時代までは普通の生き方でした。欲望がはびこる時代となりお天道様の存在は意識されなくなりました。
特に戦争に負けてアメリカ流の考え方が強まりお天道様とともに生きる人生は時代遅れというか無視されました。
しかし欲望に囚われた生き方はこの世に生まれた使命を果たすこととは異次元の生き方なので人生は充実しません。
お天道様とともに生きるという「新しい道」の存在意義が再び意識されるようになってきました。
杉田さんは、「新しい道」は、人生を生きる上で「浮き輪」のようなものだと語ってました。
欲望の海に沈みたくなければ「新しい道」という「浮き輪」につかまって人生を再点検する必要があるのです。
もしこのままではいけないというのならばどんな小さなことからでもお天道様が喜ぶ行動を心がけるべきです。
その行動の結果は、一人一人は、お天道様に活かされている存在だという確信へと進み自信が得られるというのです。
どんな大木であっても根がなければ伸びません。根は太い根の先に糸のようなひげ根があって初めて根です。
小さな取るに足らない存在などということは誰一人としてあり得ないのです。少なくともひげ根であるからです。
杉田さんは、本当の自分、自分の中のお天道様に恥じない人生を今ここから始めようと言われます。
こうした行動こそが国を変える「道」だというのです。「新しい道」の命名の元です。やりましょう。