女子力で神奈川県足柄上地域の政治を変える!

今年の5月に節目となる法律が交付されました。政治分野における男女共同参画の推進に関する法律です。

国、地方議会を議会を問わず男女の議員の数ができる限り同数になるよう努力することが明記されました。

来年4月の統一地方選挙は、この法律が施行されてから始めての本格的な選挙となります。女性の行動に注目です。

来春の神奈川県足柄上地域の選挙は、県議会、首長選挙が南足柄市と開成町、町議会選挙が、中井町、山北町、開成町です。

県議会議員は定数が減ってしまい足柄地域1市5町で定数1となり自民党の現職2人が争ってます。男性です。

首長選挙の方は南足柄市の現職市長が立候補表明してます。男性で3期目を目指しています。

開成町長選挙は、3期目を目指す現職に新人が挑戦する構図が固まってます。いずれも男性です。

市議会、町議会の方は情報が乏しいので確たることはわかりませんが南足柄市議会をめぐって動きがあると聞いてます。

16人の定数に女性議員はわずか1人です。法律が努力を要請している男女同数にほど遠いです。

南足柄市は足柄上地域における中心的な存在ですのでまずは南足柄市から範を示してもらいたいです。

数人の女性が立候補を準備しているとの話があります。期待して止みません。4分の1は女性になって欲しいです。

中井町は、定数13に対し女性議員は2人、山北町は、14人に対し3人、開成町は、12人に対し2人です。

それぞれの議会で2分の1は高すぎる理想でも、4分の1は実現可能な目標です。擁立を目指して欲しいです。

首長選挙に話をもどしますと南足柄市長選挙が無投票で終わるのはどう考えても首をかしげてしまいます。

現職の加藤修平市長は大きな政策的変転を経て今日を迎えています。2011年は市町村合併反対の立場で初当選しました。

しかし、2期目に入りその立場は変容し小田原市との間で合併協議に臨む方針に転じました。

更に最終的には自らの判断で合併反対を表明し元のさやに納まりました。これは市民に信を問わなければならない行動です。

現状では、立候補表明者は、加藤市長ひとりです。このままでは市長の政治姿勢に対する市民の判断の機会がありません。

勇気を奮ってどなたか出馬をされるのが本来の政治の在り方からしても当然だと私には思えてなりません。

それこそ思い切って女性候補が出馬すれば、政治分野における男女共同参画の鮮烈なアピールにもなります。

加藤市長の政治姿勢だけでなく争点はあります。3度目の正直で予算が認められた「道の駅」構想です。

広大な開発エリアの一角をつまみ食いをするような形で進行している「道の駅」構想には異論がくすぶってます。

いったん立ち止まり市民全体の議論を興して再検討すべきところは見直す姿勢は十分説得力を持ちます。

選挙にならなければこちらも現状のまま推移します。現状のままでよいのかを問うのは市長選挙の場こそが相応しいです。

私こそはと思う女性が、県西地域初の女性首長を目指して「女は度胸」で挑戦することを期待します。時代の要請です。