昨日のブログで外国人労働者の受け入れ拡大をめぐるドタバタに背後に潜む本質的問題について触れました。

神奈川新聞に掲載された横浜で医療を通じて外国人労働者に対する支援活動を続けている医師の言葉を引用しました。

「日本だけがアジアで豊かだというのは幻想である。」という指摘です。日本人に自画像の修正を求めていました。

私はこの指摘は日本全体で受け止めなければならない決定的に重要な問題提起だと思います。

私はブログをフェイスブックにも同時にアップしています。「いいね!」と反応してくれた方はゼロでした。

書き方が悪くわかりにくかったのか、主張に違和感があったのかは不明ですが全く関心を呼びませんでした。

自己イメージの修正の重要性に関心を持つ人は極めて少数であることの証左ではあると思いました。

今年私は中国へ2回行きました。3月に浙江省寧波市寧海県と上海、10月に山東省曲阜市と青島です。

今回もまた中国の経済的躍進の姿が目に飛び込んできました。歴史的遺産も国際観光に徹底活用されていました。

物量的経済規模は日本の3倍となっている現実、質的な面でも大都市部は肩を並べるかそれ以上の部分もありました。

先に紹介した医師の話しは現実です。日本人はこの事実としっかりと向き合わなければなりません。

今後の日本の進路を考えるうえで極めて大切なポイントです。アジアにおける日本の存在感は確実に下がってます。

ではどうすればよいかが問われます。現在の自民党政権はこれまでの経済大国のイメージにしがみついてます。

先の医師はそんな時代は10年前に終わっているのであってイメージの修正を求めています。

医師が主張するような日本の自己イメージに基づいた国家像の構築が急がれます。対抗軸がないと議論になりません。

本物の野党ならば、自民党の国家イメージと明確に異なるもうひとつのイメージを創り上げ主張しなければなりません。

野党は、こうした本来の役割を果たさず内輪もめしています。これが自民党政権を延命させている大きな要因だと思います。

私は格好の参考事例があると思ってます。石橋湛山元総理が主張した「小日本」という国家イメージです。

日本だけがアジアで豊かな時代は終わったのですから「大日本」の時代は終焉し「小日本」の時代に入ったのです。

人口は減少し、高齢者は増え、将来的な経済の縮小は避けられないことを直視した国家イメージが求められてます。

それは「小日本」です。「小日本」の時代にあってアメリカのお先棒を担いで軍事力の拡大に走るのは危険極まりない行為です。

人口減少・少子高齢化で経済が縮小するのに軍事力拡大に充ててしまっては国民の生活に充てる財源が不足します。

「小日本」の時代は、専守防衛に徹し全方位外交を展開し平和を堅持することに努めるべきです。

「小日本」の時代は、尊大な振る舞いを避け、人権が守られて多文化が共生できる日本を目指すべきです。

日本が、そうした行動をとることこそが、「小日本」としての日本が「偉大」な国となる道のりだと確信します。