「かながわ県のたより」の2019年1月号の表紙を見て驚きました。黒岩県知事が書いた書が大きく一面に出てました。

新年のあいさつも一緒に掲載されてました。知事になってライフスタイルが大きく変わったということです。

典型的な夜型人間であったのが現在は月100キロの早朝ランニングを欠かさずに行っていると書かれてます。

「横浜マラソン」も2回完走と成果を語ってました。人生100歳時代を生き抜くための範を自ら示す意味も込めているようです。

黒岩知事はラジオ番組で芸術文化鑑賞も頻繁だと語ってました。運動、仕事、趣味と充実しまくっているようです。

そうした暮らしを送ることができている結果として「笑」という文字が新年の件の便りに飛び出したのだと思います。

私は自らの町長時代を振り返ってみてとても黒岩知事のような生活は想像もできませんでした。

朝は6時までに役場に入って2時間ほどブログを書いたり資料を読んだりして集中する時間を持ちました。

できる限りゴミ拾いをしながら役場に行くように心がけました。日中は同じように業務があります。

小さな町ですのでトップが外に出て動いていかなければなりませんので町長室にばかりいられませんでした。

小さな町ですと町内の小さな会合にも顔を出さなくてはなりません。土日は行事がたいていあります。

かつての海軍ではありませんが月月火水木金金みたいな生活でした。トップとして当然の責務だと思ってました。

黒岩知事の生活ぶりは全く異なるようです。知事自ら「働き方改革」にも精を出しているように思いました。

うらやましい限りでもあり一方で知事たるものがこのような楽をしていて良いのだろうかという違和感もあります。

私は完全に古いタイプの人間なのだと思います。トップは骨身を削ってこそトップだという思い込みから抜けられませんでした。

「働き方改革」でいえば完全に落第生です。しかし自分は骨身を削ることが大変ですが楽しく感じてしまう人種です。

2019年という年の初めに県民全体の伝えるメッセージに「笑」という文字を選ぶ大胆さは驚嘆です。

年が終わり結果として笑顔がいっぱいな年であったと総括できるならまだしも年の初めに書くには腰が引けます。

そもそも4月には統一地方選挙です。黒岩知事自身も改選時期ですし県議会議員選挙だってあります。

選挙戦を戦っている議員さんがいる中で「笑」という文字とともに大笑いの知事の写真を見せるのは度胸がいります。

県民の中には笑いたくても笑えない方も大勢いられるのは黒岩知事だって承知のことだと思います。

人生100年時代から「笑いをあふれさせましょう。」と呼びかけられてもそんな気になれない方もいられます。

笑っている場合ではなく今の暮らしがとてもつらい、悩みがあり苦しいという方の心に響くとは思えません。

黒岩知事のトップとして職責に立つ構えや感覚は、私と完ぺきに正反対だったことを知った県のたよりの新年号でした。