神奈川県南足柄市議選、三人娘始動!

先週土曜日12日に配布されたタウン紙に来週の統一地方選挙で大きな話題となりそうなニュースが掲載されてました。

足柄山の金太郎のふるさと、南足柄市で女性3人が3本の矢となって来年4月に市議会議員選挙に挑戦します。

共通の政策を掲げる一方で独自の政策も打ち出して選挙戦を戦い抜きます。ちょっとした事件です。

3人は、角野圭子さん、岸本敦子さん、綱島麻美さんです。30代後半から40代の若い世代です。

16人の南足柄市議会議員のうち女性議員がたったひとりです。この現状を変えようと立ち上がったのです。

3人に共通な経歴は、教育と深い関りを持っていることです。教育は、時代の重要課題ですので適任です。

角野さんは元小学校の図書司書、岸本さんは学習塾を今も経営していて、綱島さんは高校の英語教師の経験があります。

3人の共通政策の中にも「子育てと教育環境の充実」としっかりと入っていて期待が持てます。

このほかの共通政策は、タウン紙によれば、▽市民が主役▽女性の政治参画、▽女性目線の安心安全対策となってます。

極めてシンプルでわかりやすい政策が並んでいますので市民の心に響いていくのではないかと思います。

私は、地域からまっとうな政治をつくっていく運動を実践するため昨年2月に新たな団体を立ち上げ代表の一人となりました。

「まっとうな政治をつくる緊急行動@西さがみ」です。その活動を通じて3人と知り合いになりました。

3人は、地域の政治に深い関心を持っていて、しかも女性の政治参画を促す法律も施行され、飛び出すチャンスだと思ってました。

勇気を奮って決断されたことに敬意を表します。この挑戦を是が非でも成功させ女子力で地域政治に衝撃を与えて欲しいです。

3人はそれぞれ住まいが異なり選挙地盤が重ならないことも功を奏しました。これからコツコツ回りまくって欲しいです。

市議選と同時に行われる市長選挙の方は、現職の加藤修平市長の市議の星崎健次さんが出馬表明しています。

加藤市長は、69歳で、星崎市議は45歳ですので世代交代は明らかに争点のひとつとなります。

しかしそれだけでは弱すぎます。私は南足柄市政の今後を占う重要課題は、開発の在り方だと思います。

加藤市長は、幹線道路近くに「道の駅」を建設し新たな経済活性化策として推進の構えです。

市議会はこの構想を2度否決した後、昨年9月の市議会で補正予算が認められた経緯があります。

「道の駅」建設構想のありかたこそが真の争点だと思います。この問題を争点として明確に問う必要があります。

「道の駅」構想の撤回又は見直しを掲げる候補者が出なければ、争点とすることはできません。

中途半端な形で「道の駅」構想が進行していってしまえばつまみ食いの開発を許すことにつながります。

正々堂々と正論を打ち出し、立ち止まって考え直すことを主張する候補者の出現を切望します。

県西地域初めての女性市長を目指して挑戦があれば更に期待感は高まります。3人娘の挑戦に続いて欲しいです。