急行が止まる町のトップに相応しいのはどっち!

正月が明けて神奈川県開成町の町長選挙が激しくなってきました。早々と本番の雰囲気を感じます。

選挙の熱気は、新人の山神裕さんの活動が活発化してきていることが大きな要因であることは間違いありません。

昨年末の役員総会で200人を超える支援者が会場に殺到し椅子が足りなくて大わらわだったということです。

現職の府川裕一町長の陣営に刺激を与えたことは間違いありません。現職も本腰を入れてくるものと思います。

この春の小田急線のダイヤ改正でいよいよ開成駅には急行が止まります。急行の止まる町となった町の顔を決めるわけです。

現職の府川町長なのか挑戦者の山神さんなのか、ドッチ!。有権者の採点が出るのは4月21日です。

新人は、活動が目立ちます。このため陣営は、実際の勢いよりも勢いが強いように勘違いしがちです。

一方、現職は、すでに既存の組織もあって動きが表面化せず、活動が不活発であるかのように見えがちです。

現職に新人が激突する選挙の場合、ここが新人候補の落とし穴だと思います。相手の実力を過小評価してしまうのです。

ところが現職は強いです。ありとあらゆる行事に顔を出すことができ、日々選挙戦を戦っているようなものです。

これから年度末、年度初めにかけて様々な団体の総会が目白押しです。現職の有利さがより一層発揮されます。

山神さんは、役員総会が超満員だったことで、勝てるかもしれないとう慢心が芽生えだしているかもしれません。

しかし、手が届きそうになった時からがしんどい時期を迎えます。相手は現職の有利さで逃げるからです。

こうした状況下で山神さん陣営が打ってきた戦法は、今月末からのミニ集会の短期集中開催でした。

26日の上延沢自治会館を皮切りに3月10日の地元の中家村公民館まで前14自治会回り切ります。

既に昨年10月までに1巡していますので2巡目となります。地道でありながら特色のある戦術だと思いました。

きめ細かにミニ集会を開催すれば周知のために各地域をきめ細かに回ることが可能となり現職の有利さに対抗できます。

選挙戦に大きな効果をもたらす可能性があります。山神さんの勝敗を左右する可能性が高いと思います。

成功の条件はふたつあります。当たり前のことですが、どれだけの人が話を聞いてくれるかがひとつめです。

もうひとつは、山神さんがどれだけ熱く自らの信条と政策を語ることができるかです。

私は後者を重視してます。役員総会の勢いを見ますと一定程度の参加者は確保できると見ます。

最大の課題は、集まってくれた皆さんの心をわしづかみにすることができるかどうかです。

昨日のブログに書きました「情念」の問題となります。山神さんが狂ったように熱を帯びて支持を求められるかです。

掲げた政策は、「情念」が土台です。「情念」がなければ断言もできません。説得力も出ません。

2巡目の山神裕さんのミニ集会は今週末からです。ひと皮むけた山神さんが出現すれば町長の座はぐっと近づきます。