先月24日、私の住む神奈川県開成町の牛島自治会館で町議会議員に立候補予定者のミニ集会がありました。

現役バリバリ世代の武井正弘さんです。53歳、IT企業の勤務の後、家業の燃料店を継いでいます。

実家は、中山間地が広がるお隣の山北町です。仕事で山北町の人口減少の実像を見て政治への熱い思いを持ちました。

町議会議員の候補者が町政全般を語るミニ集会を開催するのは、恐らくは初めてのことではないかと思います。

しかも40人近い人が集まってました。快挙だと思います。自治会内はすでに5回支持を呼び掛けて回ったということです。

行動力のある実力派の町議会議員候補が登場したと思いました。ほれぼれするような頼もしさでした。

政治は、理路整然とした理屈では進みません。情念とか好悪の感情とかやっかみとか複雑に絡み合います。

このドロドロした世界を乗り切るにはいくら頭で考えた理屈が素晴らしくても泳ぎ切れません。

どろどろとした渦の中に平気で顔を突っ込めて笑っていられるたくましさが絶対に必要です。

俗にいうバカになれる能力です。大衆とともに歩むことが要請される政治家はこの能力を身に着けなければなりません。

バカになれる能力を思っているとどんな質問が来ても真正面から受け止めることができます。

格好つける必要がありませんので一緒に考えますという姿勢が自然体でできます。これが共感を呼びます。

地域に密着した活動が求められる町議会議員として最も必要な能力だと思います。おおいに期待が持てます。

26日の夕方、お隣の南足柄市内のスーパーの駐車場の隅で次の市議会議員に立候補予定の女性が辻説法をしてました。

綱島麻実さんでした。友人がチラシを配り本人は自身の子育てに関する思いを語っていました。

立ち止まり、ずっと聞いていたいと思いました。心がこもった演説でした。内容と落ち着きに驚いてしまいました。

足柄地域の全ての市町議会議員でこれほど人を引きつける辻説法ができる議員がいるのだろうかと思いました。

綱島さんは、40才を少し超えた子育て真っ盛りの世代です。いったいどこでこの能力を身に着けたのだろうと思いました。

3・11の東日本大震災や憲法をめぐる改正の動きに触発されて政治への関心を深めたということです。

ありのままの自分自身から決して遊離してしまうことなく足元を見つめながら理想を求め活動をしてきました。

辻説法にその歩みが表れてました。虐待の当事者を責めて問題は解決するのであろうかと問いかけてました。

自身の子育て体験の悩みと向き合い、そして解決策を探る姿勢が鮮明でした。素晴らしい演説でした。

悩みを打ち明け、ともに解決策を見い出す場が必要で、そのための人材確保に力を注ぐことが急務だと主張してました。

4月の統一地方選挙に立候補する武井さんと綱島さん。2人の潜在能力は、無限だと思いました。

住民からの信頼感が今一つの地方議会。新しい人材が変えてくれると期待を持つことができました。