神奈川県開成町長選挙、報酬半減!、新人山神裕さんの決意
開成町長選挙、激しくなってます。先月17日に新人の山神裕さんが決起集会を開き超満員で盛り上がりました。
今月9日は、府川裕一町長が同じ会場で決起集会を開きます。参加人数と雰囲気が注目です。
両集会で勢いがある程度探れると思います。現状は、攻める山神、守る府川といったところです。
決起集会の後、山神さんは再びミニ集会を開催してます。2日に府川町長のおひざ元の下延沢自治会で集会を開きました。
30人近く出席していたと思います。他の自治会の方がいますので地元自治会の方は20人程度でしょうか。
昨年10月開催した時は、地元の方は、数えるほどしか参加していなかったということでしたので大きな変化です。
府川町長の地元自治会で対立する山神さんの集会に参加するのは腰が引けるところがあります。
そうした雰囲気の中で顔を出す方が増えたということは、山神さんの運動が浸透してきた証です。
山神さんは決意表明の中でこれまで明らかにしてこなかった重大方針を突如発表しました。
町長の報酬を50パーセントカットするというのです。寝耳に水でした。大変な決心です。
開成町の町長報酬は、高くありません。月額75万円です。私が町長の時に82万円から引き下げました。
ボーナスは30パーセントカットしてました。財政は潤沢とは言えませんでしたのでトップとしての姿勢でした。
府川町長は、1期目、報酬30パーセントカットを公約し、当選後、削減を実施しました。
ところが任期途中で元に戻しました。削減幅がきつく生活にも影響が出たのではないかと推測します。
事情は理解しますが町長は公人です。公約として掲げたことを任期中貫かずに翻してしまったことは公約違反です。
山神さんは、30パーセントではなく50パーセントを公約しました。任期中やり切りますと宣言しました。
自らに対するきつい縛りです。山神さんは町長の報酬カットで浮いたお金をもとに基金にして施策に活用すると述べました。
島根県海士(あま)町の山内道雄前町長が頭に浮かびました。まちづくりの分野では知らない人がいません。
隠岐の島の中にある過疎の町を、報酬を半減し財政難に対処する厳しい姿勢を示しました。
山内さんは、歳出の削減で浮いたお金で基金をつくり、漁業設備の更新などの設備投資に充てました。
海士町は、山内町政で元気を取り戻しわずかながらも人口が増える町となりました。奇跡だと称賛されました。
開成町は、海士町とは違います。人口が伸び、間もなく小田急線の急行が止まるまでに成長を続けてます。
そうした環境の中で山神さんは自らを厳しく律する姿勢を明言しました。並々ならぬ決意を感じました。
今が良いからといって甘えてはならないのであって状況が良い今、将来を見て厳しく対応しようということです。
山神さんのスローガンである「先見と行動」を文字通り実践しようという姿勢だと言えます。
素晴らしいです。山神町政の誕生が本当に待ち遠しくなりました。奮闘を期待して止みません。