神奈川県開成町長選挙、公開討論会は、新人の圧勝。

昨日、地元の青年会議所主催で開成町長選挙立候補予定者2人による公開討論会がありました。

現職の府川裕一町長の態度を見てあ然としました。最初から最後まで用意した原稿を頼りに話し続けました。

特にひどかったのは、最後の自己PRの時でした。時間は5分間、立って聴衆に訴える場面でした。

府川町長は、原稿を手にしてそれを読みました。前代未聞です。原稿を読んでしまっては印象は弱まります。

府川町長は間もなく2期8年が終わります。その前は町議会議員で議長も2度務めました。

そうした経歴を持つのに原稿が片時も離せないとはいったいどうなっているのでしょうか。誰しも疑問を持ちます。

私は怒りがこみ上げてきました。その後、悲しくなりました。聴衆をなめていると思ったからです。

日曜日の午後3時半からの開催でした。450人の会場は、相当埋まってました。400人近いと思います。

府川町長の態度は聴衆に失礼です。本気で取り組もうとしたのかどうか、はなはだ疑問でした。

今回の公開討論会は、内容以前の問題として新人の山神裕さんの圧勝といって間違いまりません。

あえて内容に触れますと広い視野から調整を見つめるという視点が際立って異なっていました。

府川町長の口からは国際とか世界とか英語とかの言葉は一切発せられませんでした。

役場庁舎をなぜ立てたのか、国の補助金を獲得するのにいかに努力したかといった過去の話題が中心でした。

一方、山神さんの方は、英語教育の充実は最初から最後まで貫く重要なテーマでした。

国際観光の振興によって町を興すという視点も再三強調してました。外国の事例を豊富に盛り込んでました。

最後の自己PRの場面では、まっすぐに聴衆に向いて、途中、自分のモットーを英語で語りスピーチしてました。

未来に向けての発信も新鮮でした。開成町を小田急のロマンスカーが停まる町にすると話してました。

府川町長は過去を語り山神さんは未来の夢を語るという姿勢が際立っていて対照的でした。

2人の見解が大きく分かれたのは市町村合併についてでした。府川町長は将来あり得ると答えました。

現在人口が伸びている開成町といえども少子高齢化の荒波は避けることができず合併が選択肢になるということでした。

山神さんは市町村合併は、外資系銀行を退職後学んだ大学院での研究テーマだったということです。

合併は財政難の解決には結びつかないという結論に達したと明言してました。広域連携の時代だということです。

合併については聴衆の意見を聞く場面もありました。圧倒的多数が合併しない方を希望してました。

府川町長は、参加者の意見と異なる方向を想定し、山神さんは、町民の意向に沿ってという形でした。

今回の公開討論会で両者の力量の差は明確に出ました。一般の有権者にじわじわと伝えっていくものと思います。

府川町政の落日がはっきりとしてきました。町民をなめるような対応で自ら首を絞めてしまいました。