昨日、早朝、6時半、小田原倫理法人会のモーニングセミナーに招かれ会員の皆さんに話をしました。

テーマは、「小田原市の人口はなぜ減るのか」としました。意識して刺激的なタイトルにしました。

小田原市は、全国屈指の交通の利便性を誇る都市です。多くの首長は、うらやましいことこの上ないと思ってるはずです。

日本の大動脈の新幹線、JR東海道本線、東京・新宿と世界の箱根を結ぶ小田急線の駅があります。

箱根登山線、大雄山線。小田原・厚木道路、西湘バイバスといった自動車専用道路のインターもあります。

ほど近くに東名高速道路の大井松田・インターもあります。首都圏を代表する交通の要衝です。

交通至便で世界の箱根の玄関口、小田原城を始め歴史文化遺産も豊富、何といっても気候温暖、風光明媚。

しかし、人口減はとまりません。ピーク時に20万人を超えた人口は19万をわずかに超えるレベルにまで落ち込みました。

まちづくりの7不思議に数えられるのではないかと思うかたも多いのではないでしょうか。

しかし、私のみるところ理由はいたって単純で明快です。本気で増やそうとしていないからの一言に尽きます。

小田原の好条件を踏まえれば、ほんの少し開発計画を修正し駅周辺にマンションをたてれば飛ぶように売れます。

あくまでも一例ですが小田原駅の新幹線口から徒歩で10分ほどの所に閉鎖された少年院の跡地があります。

ここにタワーマンションを建てれば首都圏からどっと移住者が押し寄せるでしょう。上層階はもちろん億ションです。

この開発を契機に新幹線口地域全体を再開発すれば小田原駅の新幹線口訪問の街並みは一新し、超人気スポットとなります。

誤解の無いようにして欲しいです。私はそのように開発を推し進めろと主張しているのではありません。

小田原は、ほんの少し開発計画を修正しただけでいつでも瞬く間に人口増加が果たせる地域だということを言いたいのです。

小田原のように歴史と文化を箱る街並みにあちこちに高層マンションができれば景観が台無しになります。

必要なことはどの地域を開発し、高層マンションを建て、どの地域は、景観保全を徹底するといった厳格な計画です。

これがあいまいなまま議論ばかりしていても、いわゆる小田原評定に陥ることは火を見るより明らかです。

私はモーニングセミナーで今の小田原に必要なことは「ほらを吹く勇気」だと問題提起しました。

小田原は、小田原市域だけでなく神奈川県西部地域の中心都市です。明治維新直後は県庁所在地でした。

県西地域全体を見渡しながら中心都市に相応しい開発を進め同時に景観保全にも努めなければなりません。

日本全国のモデルとなる開発と景観保全を両立させる大胆な構想を打ち上げる時期に来ていると強調しました。

来年5月は小田原市長選挙です。市長選挙を通じて大議論すべき一大テーマだと思います。

競輪場廃止の議論もあります。有力企業の撤退後の跡地利用も待ったなしです。今こそ大議論の時です。