県議選号砲!県西初の女性県議の誕生を切望。
今日、県会議員選挙が告示されます。神奈川県西部地域の議席数は、105議席中わずか4議席です。
世界の観光地箱根、有名な温泉地湯河原、景勝地真鶴の3町よりなる足柄下郡地域は無投票が確実です。
箱根・湯河原両町は、人口減少・少子高齢化という難問を抱え、消滅可能性都市とされてます。
真鶴町は、神奈川県で唯一、過疎地域に指定されました。地域にとって重大問題です。
選挙を通じて観光地の人口減という問題について論戦しあって欲しかったです。残念です。
南足柄市と足柄上郡5町は、それぞれ1議席ありました。今回の選挙から合区されてしまいました。
自民党の現職2人が激突します。もう1人新人の町議がこの中に割って入る三つ巴となります。
選挙戦がいくら激しくなっても代表として県議会に送りこめるのはたったひとりです。
山北町は220平方キロの面積のうちの90パーセントは山林で神奈川の水がめのひとつ丹沢湖があります。
この地域を流れる酒匂川の水は小田原市内で取水されて横浜、川崎、横須賀に送られてます。
命の水を育む地域として大都市の住民にとっても大切な水源地域であり、水行政を担う県の後押しが不可欠です。
富士フイルム、第一生命という地域の雇用を支えてきた産業が縮小、撤退となり地域の活性化が課題です。
産業の衰退は財政へ直結します。入る税収が少なくなる一方で、少子高齢化・人口減少は進行しています。
地域自治体と県は新たな連携の在り方を作り直し住民の不安に応えることが必要ですが議席が減らされました。
3人のうちのどなたが当選するとしても代表はたったひとりなので幅広い意見を吸い上げる姿勢が不可欠です。
今度の県議選全体を通じても注目選挙区となるのが小田原選挙区です。3人の争いです。
前回は強力な組織力を誇る自民党の2人に対し新たな候補者の立候補がなく無投票でした。
今回は様相が異なります。女性小田原市議会議員の佐々木ナオミさんが昨年9月いち早く出馬を表明しました。
現職の自民ふたりで決まりと思っていた住民に刺激を与え、早い段階から熱気を帯びてきました。
自民現職のうちのひとりが今年になって小田原市長選挙への出馬を決断し、県議選を断念しました。
男性の小田原市議会議員が立候補することになり、現職の自民、無所属の新人2人の争いとなりました。
先月26日、小田原市民会館で3人による公開討論会が小田原青年会議所主催で行われました。
女性候補の佐々木ナオミさんが2人の男性候補を圧倒してました。驚くほど差がありました。
自らの両親が身体障がい者で弱い立場の人間をまじかに見て育ったことが政治の原点にあると語ってました。
小田原市議会において筋を曲げずに反対すべきことは反対する姿勢を貫いてきました。
県議会において小田原市選出の県議は圧倒的少数派です。筋を曲げずに敢然と主張する議員が必要だと訴えてました。
新たな刺激が神奈川県西部の地域政治には必要です。県西地域初の女性議員の誕生を切望してます。