立民枝野代表、街頭演説の締めくくりは、小田原!
統一地方選挙の前半戦も今日も入れてあと4日、各党の幹部は、全国各地の激戦区の遊説に大忙しです。
野党第一党立憲民主党の枝野幸男代表の遊説日程を聞いて驚きました。選挙戦の最終日に小田原入りです。
統一地方選挙のおおとりの遊説は、JR東海道本線鴨宮駅南口で午後7時半から行うと決定しました。
立民公認で選挙戦を戦っている佐々木ナオミさんを応援するために駆けつけるとのことです。
画期的出来事というかちょっとした事件です。普通ならば大都市で締めくくりの演説です。
地方都市でしかも候補者の地元で行う最後の街頭集会に野党第一党の党首が足を運ぶことになったのです。
保守地盤の強い小田原の選挙区で果敢に議席を奪おうとして奮闘中の佐々木さんの戦いを評価している結果です。
女性の政治参画を後押ししている立民の姿勢をより際立たせたいとの考えもあるでしょう。
いずれにせよ画期的なことです。佐々木さんも大いに勇気づけられ、選挙戦後半戦に向けて力が入ったことと思います。
神奈川県議会小田原選挙区は、定数2です。自民党の現職、保守系無所属の新人、立民公認の佐々木さんの3人で争ってます。
自民党の現職は父が前の小田原市長で地盤はばっちり、組織も強力、かばんも心配ないでしょう。
もし課題があるとすれば前回の選挙は無投票で選挙の経験がないことぐらいでしょうか。
選挙前の公開政策討論会では未熟さが出てました。制限時間内に主張をまとめられませんでした。
しかし、選挙戦には影響はさほどないと思います。全く持って有利な戦いを進めています。
保守系無所属の新人は佐々木さんと同様小田原市議会議員からの転出です。出身は長崎県です。
小田原に進出してきた日立製作所勤務の後、公務員に転じそこから市議会議員当選3回です。
よそ者に対してハードルが高い城下町で地位を得てきたわけで、したたかさを兼ね備えています。
市議会議員選挙では常に上位当選で、集票力も持っています。自民党の出馬がひとりとなり保守票を狙っての出馬です。
佐々木ナオミさんは、全くの市民派候補です。組織はほとんどありません。草の根活動で市議会議員3期当選です。
県議選となると看板がないと戦えないということで主張の近い立民に入り公認候補となりました。
支援労組の支援を得ることができて、部分的にですが組織的な選挙をすることができるようになりました。
昨年9月9日に出馬の集会、今年3月23日に決起集会、いずれも手作り感満載で盛り上がりました。
3月の集会には枝野代表も参加しました。その時の印象が鮮烈だったことが最後の遊説先に選ばれたのだと思います。
あとは、佐々木さんが厳しい選挙情勢の中で議席を得れるかどうかだけが残された課題です。
自前の組織がありません。支援労組に加えて無党派市民の支援が絶対条件です。投票率が上がらないといけません。
最後の最後で枝野代表が応援に駆けつけてくれることはプラスです。結果につなげて欲しいと思います。