父の命日に思うこと
4月11日は、神奈川県開成町長を5期20年務めた父、露木甚造の命日でした。35回目です。
私は目に見えない世界があることを確信しているひとりです。そのきっかけとなったのも父の存在です。
ブログでも何度か紹介したことがありますが改めて述べます。父は、1984年に亡くなりました。
その年の正月、家族そろって自宅に帰省していました。当時は、NHK姫路放送局の記者でした。
正月休みが終わって姫路に変える際にタクシーに乗った私たち家族を見送るために父はひとりで玄関先に出てきました。
和服姿で仁王立ちしてました。がっしりと太った体形ですので迫力がありました。鮮明に覚えています。
玄関先に送りに来るなどということはありませんでした。その姿を見て私はなぜか涙が溢れました。
そして4月11日に急死したとの連絡が届きました。父が正月最後のあいさつに立ったに違いありません。
2011年4月の神奈川県知事選挙に敗れ浪人中の私は衆議院選挙への挑戦を決断しました。
小田原駅前の街頭で辻説法をしていた時、ある女性が私の方へ近づいてきて語り出しました。
私の自宅の仏壇の話をし始めました。母が毎日仏壇にお茶とお線香をあげて手を合わせていました。
母はいつもお線香をたくさん上げます。その煙が煙いとお父さんが言ってますよというのです。
私は驚きました。見ず知らずの人が私の自宅内の仏壇の様子を見てきたように語るのです。
なぜ私のところにきてこの話を伝えに来たのかというと私の父に頼まれたというのです。あっけにとられました。
霊的能力が長けているこの女性を通じて父がメッセージを送ってきたのだと思いました。
衆議院選挙頑張れということでしたが、力及ばず敗退してしまいました。父の期待に応えらえませんでした。
この出来事は、あの世は絶対に存在するとの思いをより一層強固にするきっかけとなりました。
あの世を確信してる私がこのところ折に触れて父に報告しているのが来週告示される開成町長選挙です。
開成町長在職わずか2年10か月で急逝した山神輝(あきら)さんの長男の裕(ゆたか)さんが立候補します。
父は、輝さんに大きな期待をかけてました。今度こそは裕さんに使命を全うして欲しいと願っていると思います。
裕さんが堂々と王道を歩む政治家になるため輝さんとともに応援をして欲しいと本気で祈ってます。
私は人知を超えた世界の存在を意識することは、権力を握る政治家にとって絶対に必要だと思います。
自らのおごりに待ったをかけて本来のあるべき姿に立ち戻る際の導きとなるからです。
自らの才覚だけで全てを処すことができると考えるのは人間の勝手なおごりで、放置すると独裁者に変身してしまいます。
人間の存在を超えた絶対の理想世界、あの世がありその世界との対比の中で自らの行動を日々点検する必要があります。
山神さんには、絶対の理想世界であるあの世からも政治姿勢が評価される本物の政治家になって欲しいです。