16日に告示となる開成町議会議員選挙、定数12に対しひとりオーバーの予定だということです。

泡まつ候補はゼロですので。相当に激しい選挙となります。2人の候補に注目しています。

ひとりは現職の女性町議の下山千津子さんです。新人の町長候補の山神裕さん支持を鮮明に打ち出しました。

山神さんの支援者のひとりとして名前も明示しています。町議候補として大胆な決断をされました。

下山さんは、これまで府川裕一町長の熱烈な支援者のひとりとして活動を続けてきました。

ここ数年、まちづくりに対する考え方の行き違いから徐々に距離が出始め、今度の選挙戦で決定的になりました。

大半の現職町議は、現職支持か、あるいは中立的な立場をとっている中でただ一人明快に反旗を翻したことになります。

女性の方は、この辺りの割り切りの良さというか度胸の良さというか、はっきりしています。

私は、下山さんが示した態度は、現代の男性政治家に最も失われつつある大切な政治的資質だと思います。

政治をしていれば決断を強いられることは当然です。その時に色を鮮明に出せるかどうかは悩みの種です。

たいていは様々な状況を配慮して旗色を鮮明にすることは避けるのが一般的な対応です。

あるいは寄らば大樹と言いますか大方の流れに沿ってその中に入るかです。みんなで渡ればということです。

こうした中でたったひとりであっても主義主張を貫くのは勇気が必要です。下山さんはやってのけたのです。

サムライと言って良いのではないでしょうか。女性ですので、女性剣士と言ったほうが適当かもしれません。

もう1人注目しているのは、新人の武井正広さんです。こちらも山神さんの支持者として名前を連ねています。

山神さんよりひとつ上で同世代の現役バリバリです。山神さんとは、イベントの実行委員を共に務め盟友関係です。

それにしても支持を鮮明に打ち出すのは勇気がいると思うのですが武井さんは当然のこととして行動してます。

山神さんを町長にして、ともに開成町を良くするため働かしていただくことが使命であると全く動じていません。

武井さんが生まれ持っているこうした度胸と決断力は、将来政治家として大きく羽ばたく可能性を感じます。

ビビらないというのは大変な資質です。頭で考え迷う前に決断できるからビビらないのです。

日本風の言い方をすれば肚(ハラ)で決めることができる人間です。このタイプの政治家は強いです。

私が知る限り元自民党の幹事長を務めた野中広務さんが典型的な肚の政治家でした。怖れを知りません。

新人の武井さんは、野中さん的資質を生まれ持って備えています。絶対に将来伸びると確信します。

現代の政治課題は、どんなに分析しても解決策は簡単に見い出せません。課題に頭から飛び込む度胸が求められます。

武井さんが持っている資質はこうした時代状況にピタリとはまると思えてならないからです。

一般的な流れに抗して自らの立場を鮮明に打ち出した下山千津子さんと武井正弘さんの選挙戦、大注目です。