さあー、統一地方選挙後半戦7

昨日は、終日、私にとって最大の課題の選挙戦である神奈川県開成町長選挙、新人の山神裕さんの応援に入りました。

3期目を目指す現職の府川裕一町長に新人の山神裕さんが真っ向勝負を挑んでいて激しい選挙となってます。

選挙公報が届きました。パッと見た出来栄えは、新人の山神さんの方が現職を圧倒しています。

中身を読み込んでも山神さんの方がはるかに充実しています。現職は付焼刃的な内容です。

府川町長も山神さんの看板政策のひとつである英語教育の充実をさりげなく盛り込んでいます。

しかし、府川町長の実体を知っている者にとっては、府川町長がこの手の政策には全く無関心であったことは自明です。

これから取り組むと言われればそれまでですが、パクリではないかと陰口をたたかれても致し方ありません。

山神さんの方は、外資系の金融マンとして英語は堪能で、いの1番の政策として掲げ続けてきていて説得力が違います。

また府川町長は、開成町の狭い町域を3分割して北部、中部、南部に分けてそれぞれ政策を掲げています。

これは私の父親の露木甚造が町長時代の1965年以来掲げてきた基本方針の踏襲で全く新鮮味がありません。

山神さんは、「子は町の宝」とか「高齢者の笑顔」とか「輝き続ける町」とか巧みなキャッチフレーズを掲げてます。

それぞれ具体の内容を書き込んでます。スーパーヒーロー”やまさん”のキャラクターも良いです。誰が見ても圧勝です。

3月24日に行われた公開政策討論会を思い出しました。府川町長は、原稿を読み続けてました。

8年間町長を務めたとは到底思えない対応でした。日々の勉強の積み重ねがいかに不足しているかは明らかです。

山神さんは明治大学公共政策大学院でまちづくりを学ぶほど勉強熱心です。心がけの違いが討論会と選挙公報に現れました。

府川町長のこうした政治姿勢は、政策を軽んじているというか有権者をなめているように見えて仕方ありません。

もっと謙虚にもっと真剣に町長という職責に向かい合う姿勢が必要です。不快感を持ってしまいます。

しかし、それでも現職は選挙は強いです。既存の組織があるうえに今回は自民党とのタイアップを強調してます。

4年前の選挙では、当時の民進党の衆議院議員とのタイアップをアピールしていましたのでひょう変と言って良いです。

府川町長は、勝つためには手段を選ばずということなのでしょうが町民の判断はどうなのでしょうか。

山神さんの方は一党一派に偏らずに無所属で草の根運動の積み重ね一筋で1年半運動を続けてきました。

府川町長は、政権を担う自民党という看板を追い求め、山神さんはどぶ板選挙で対抗するという構図です。

自民党の本来の強みはどぶ板選挙にあります。府川町長は、自民党の本質ではなく表面的な存在感を求めた格好です。

山神さんの方は自民党という看板はないものの自民党の本質的安強みであるどぶ板選挙をモットーとしてます。

皮肉な対決の構図となりました。私は足で稼いだ候補者の方が最終的な勝利を勝ち取ると確信しています。