さあー、統一地方選挙後半戦10

最注目の神奈川県開成町長選挙、新人の山神裕さん、奇跡の大接近32票差まで追い込んだものの敗れました。

アッと驚く大逆転勝利とはなりませんでした。最後の最後で現職の壁を破ることができませんでした。

投票率もほぼ予想通りで4500票が当確ラインと思っていたら本当にそのラインが天下分け目でした。

府川裕一町長は前回選挙の投票より330票減らしました。山神さんは、前回の対立候補の得票より500票増やしました。

この辺りも嫌になるほど推測通りでした。何か月も前から概ね双方の票を予測していました。

この状況を打ち破るため勢いを出して突き抜けるイメージを打ち出して欲しいと選対にお願いしてきました。

現役世代の選対委員長が前面に出て応援団の士気を鼓舞し若さと行動力をアピールする戦術をとるようになりました。

新たに有権者になった方や選挙に関心を持っていなかった方には多少なりとも響いたと思います。

もうひとつ府川町長の票を揺さぶり少しでも山神さんに流れる票を増やすことが決定的に大切です。

こちらの方は府川町長の票の減り具合から見て不十分でした。ここが敗因だと私は思います。

しかし、3期目を目指す現職をここまで追い詰めたのですから山神さんは決して下を向くことはないと思います。

これからどのような道を選択するかはまだ聞いていませんが是非とも政治家への道を諦めることなく目指して欲しいです。

今回の選挙戦で、政策分野では現職を圧倒していました。明治大学の公共政策大学院で学んだ成果が活きてました。

山神さんが3月24日の公開政策討論会で政策を訴える姿は圧巻でした。胸を張ってよいと思います。

今後4年間、勉強を積み重ねて、全国各地の先進的まちづくりの具体的手法を自らのものとして欲しいです。

また、ひとりだけで勉強をするのではなくチームを結成して独自のブレーン集団の結成を目指して欲しいです。

また、選挙体制についても再点検の上、同世代を中心としたかたまりを一段と強固にして備えて欲しいと思います。

4504票対4472票という結果を見れば、山神さんは次の町長として相応しいと町民が事実上認めたと思います。

4年間はあっという間です。4年後をしっかり見据えて計画的に政治家としての研鑽を積んで欲しいと思います。

開成町議会の方は、前回、前々回、町長選挙に出た山本研一さんが1200票を超える得票で断トツの1位でした。

存在感が高まることは確実です。これまでの経緯からして府川町長に対し厳しい姿勢で臨むものとみられます。

山本さんがどう動くのかが府川町政の運営にとって最大のカギだと思います。注目点です。

山神さん支持を早くから打ち出した下山千津子さんも当選しました。しかし、前回より若干得票を落とし9位でした。

新人で山神さん支持を明確にした武井正広さんは、4位当選でした。今後の飛躍を期待してます。

1年半に及んだ開成町長選挙をめぐる活動はこれで終わりです。けじめをつけ平時の活動にもどります。