さあー、統一地方選挙後半戦13
開成町長選挙で新人の山神裕さんが当選すれば私の肩書は「前町長」から「元町長」に変わりました。
「前」から「元」に変わることをきっかけに開成町の地域政治に直接口出すことを止めようと決心してました。
2月17日に開催された山神裕さんの決起集会で挨拶の場を与えてもらったのでそう断言しました。
「露木順一の時代は終わり山神裕の時代が始まる。」と言い切りました。しかし、この夢は潰えました。
山神町長が実現していれば明確な将来構想を打ち出していましたのでその計画を踏まえまちづくりが進むと思いました。
期待した結果とならなかった今、私として今後どのような言動をとって行けばよいのか判断が必要です。
私は、これからも開成町のまちづくりに深い関心を寄せて積極的に発信していくことにします。
そう決意させたのは、府川裕一町長の「勝ちは勝ち」発言です。この政治姿勢では開成町の先行きは危ういです。
勝つことが頭の大半を占めているということは、目先の立場を守るために行き当たりばったりの政治となります。
山神裕さんが掲げたまちづくりの理想、「先見と行動」と真逆です。先を見ることなく今の状況を追いかける訳です。
航海図もなしに荒海を渡るようなものです。GPSがあればよいという訳には行きません。目的と目標が必要です。
リーダーが開成町の果たすべき役割は何かをしっかりと認識し町の勢いがある今こそ何をするかを示さなければなりません。
府川町長は、公開政策討論会でお役人が書いたとしか思えないような無味乾燥な文章を棒読みしてました。
自らの言葉で開成町の将来の方向性を示す明快な言葉を聴くことは最後の最後までありませんでした。
そして極めつけが「勝ちは勝ち」です。政策やビジョンなんて関係ない、勝てばいいんでしょうと私には聞こえました。
開成町には、1960年代半ばに基本となる指針を作り、その路線に沿って懸命にまちづくりを積み重ねてきた歴史があります。
その土台のうえに2000年代に瀬戸屋敷の再生、富士フイルム先進研究所誘致、新設小学校建設と実績を残してきました。
府川町政時代にその成果は、一段と明らかになり府川町長は楽をさせてもらってきた8年間です。
いつまでも夢みたいな町政は続きません。開成町としての特色を明確にすることと広域行政の強化に思い切り舵を切る時です。
特色は、教育のまちづくりの進化です。山神裕さんは英語教育の強化に活路を見い出しました。
広域行政の象徴的な取り組みは、お隣の南足柄市と共同で新たな企業誘致をを中核とする開発に取り掛かることです。
また開成町として最後の課題である開成駅からまっすぐに開発地域に延びる街路の建設のめどをつけることが不可欠です。
府川町政がこうした難問を解決できるとは思いません。外野からの積極的な提言が少なくとも必要です。
従って私は発信を止めません。課題実現に向けての具体の道筋も明確に提示します。やれないなら交代を求め続けます。