さあー、統一地方選挙後半戦17
神奈川県西部地域、県会議員定数が1議席減って4となり、そのうちの1議席を初めて女性が獲得しました。
立憲民主党公認で小田原選挙区から出馬した佐々木ナオミさんの奮闘は、地域政治の歴史に刻まれました。
佐々木さんは、これからの4年間、初めての女性県議として活動することとなり、注目されるでしょう。
女性県議のパイオニアとして、また、地域の女性地方議員のリーダー的存在としての活躍が期待されます。
これまで活動してきた子育て支援や教育、高齢者福祉の現場にこれまで以上に頻繁に足を運び現場に強い県議になって欲しいです。
県議の立場を市議とは異なった上位の次元と誤解して現場と縁遠くなってしまう傾向無きにしも非ずです。
佐々木さんはこうした傾向を打ち破り市議会議員以上に現場に足を運ぶ県議を目指して欲しいです。
その上で女性の視点から問題点を探り県議会での質問に活かして欲しいです。行動し質問する女性県議です。
市議会議員のようにきめ細かく行動して現場の声を集め市議会議員のようにしつこく質問することを心がけて欲しいです。
県議会での活動はきめ細かくネットを通じて発信することが期待されます。地域の課題への関心を高めることにつながります。
地域政治への関心がなかなか上がりません。開成町長選挙のように大激戦であっても4ポイント投票率が下がりました。
有権者は、あきらめてはいません。南足柄市長選挙と湯河原町長選挙では予想を超えて現職に対する批判票が出ました。
小田原市議選では、38歳の小谷英次郎さんが小田原市議選でトップ当選しました。
南足柄市議選では新人女性候補の綱島麻実さんが断トツの1位でした。山北町議選でも事件が起きました。
無投票の恐れもあると言われていて急きょ出馬を決めた35歳の富田容子さんが2位で当選を果たしました。
有権者は、地域政治や地方議会の現状を良しとは見ておらず何か変化のきっかけを求めていることが伺われます。
多少なりとも地域政治への関心が高まったこの時期が関心をつなぎとめるチャンスです。
新たに当選した若い議員の皆さん、女性議員の皆さんの行動に期待するところ大です。
これまでの議員の一般的発想を超えて活動して欲しいです。キーワードは、現場に尽きます。
現場に全ての手がかりが詰まってます。良くヒアリングしてそこから課題を整理して質問へとつなげて欲しいです。
議員にとって机上の空論は全く意味を成しません。理屈だけなら行政職員の方のが1歩も2歩も上です。
現場の声を整理して届けることに使命感を持って欲しいです。議論を具体的にわかりやすくする大前提です。
行政職員が駆使する専門用語にたじろがないでください。意味のないことばが漂っているだけです。
議員は、地に足の着いた泥臭いことばで語ればよいのです。その方が、行政職員を目覚めさせます。
有権者の変化の期待を背負って地方議会にデビューする若い議員、女性議員の方々の鮮烈な行動を期待します。