令和の時代の新事業を目指す

令和の時代が始まった5月1日付けで株式会社JSSの参与に就任させていただきました。

株式会社JSSは、政界の重鎮だった亀井静香さんが会長を務める会社です。空港警備などを手掛ける優良会社です。

3月末で日本大学を退職した私に亀井会長より声をかけていただきました。ふたつ返事でお願いしました。

JSSが最近新規事業に積極的に取り組んでいることを知っていましたので関わってみたいと思ったからです。

いちどブログで紹介したことがあります。太陽光発電やバイオマス発電など再生可能エネルギー分野への投資が活発です。

1月30日、31日付の朝日新聞の経済面の特集記事、「亀井静香の挑戦」に詳しく紹介されてます。

新規に別会社を立ち上げて100億円の事業資金を確保し太陽光発電事業に既に乗り出しています。

記事では「脱原発奮い立つ82歳」との見出しがついてました。亀井さんのチャレンジ精神に舌を巻きました。

兵庫県丹波市のゴルフ場開発がとん挫した跡地に27メガワットの太陽光発電の工事に入ってます。

2021年の夏には完成の予定だということです。このほかにも奈良県でバイオマス発電を計画しています。

私が取り組みたいと思っているのは、JSSの再生可能エネルギー事業へ別の分野からアプローチすることです。

蓄電です。亀井さんの記事が出てから私のところにふたりの元気な高齢者が接点を求めてきました。

こちらもすでにブログで一度紹介しました。その話が少しずつ現実味を帯びてきているのです。

ひとつは安価で調達のしやすいアルミニウムを活用した蓄電技術の応用の話しです。

この分野で世界最高水準の技術を持つ中小企業が兵庫県川西市にあります。社長とも面談しました。

アルミニウム―空気電池という蓄電技術が進化すれば世界のバッテリー産業に一大革命をもたらすことを知りました。

日本はこうした最高級の技術を持ちながら企業化ができずに技術が埋もれてしまう事例があります。

革命的な技術革新に協力できないか取り組みたいです。亀井さんの強力なネットワークもぜひお借りしたいです。

もうひとつ空気を使った蓄電です。余剰電力を使って空気を圧縮して蓄えるだけのシンプルなものです。

すでに実証実験も済んでいますので食指を動かす企業か自治体があるかどうかが次の課題となってます。

私に提案してきた方は神奈川県の産業技術分野の進展に深くかかわってきた科学ジャーナリストの方です。

86歳になりますが情熱と頭の切れ味は全く衰えを見せていません。亀井さんが驚いたほどです。

小水力発電と蓄電技術を組み合わせて発電する仕組みを打ち立てるモデル地域を探したいということです。

私に再三にわたり神奈川県西部は農業用水路も整備されていて適地だと尻を叩かれています。

JSSの参与に就かせていただたことをきっかけに再生可能エネルギーを基軸にした事業に挑戦します。

目指す夢は、神奈川県西部地域に新たな産業を興すことです。再生可能エネルギー事業は、その第一歩となります。

 

 

 

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