丸山穂高議員はいちから出直しを
丸山穂高衆議院議員の言動を見ていると「無邪気で危険なエリート」という表現がピタリとはまります。
北方領土を取り戻すのに戦争をけしかけるような発言をするとは、多くの方があ然とされたことでしょう。
しかも元島民団体の団長に対してです。戦争の痛みを越え平和的に領土返還活動を続けている人物に言い放ったのです。
日本維新の会を除名されて議員辞職勧告勝議案が提出する動きに対して言論の封殺すると反論しました。
確かに言論の自由は憲法で保障されている大切な人権です。一方憲法は戦争の放棄が根本の考え方です。
小学高学年になればわかる大切な憲法の原則です。丸山議員は自分の都合の良いように解釈して平気です。
丸山議員はどんな経歴を辿った人物なのかと俄然興味を持ちました。パソコンでウィキペディアを見ました。
キラキラしたキャリアの持ち主でした。1884年大阪府堺市生まれ、奈良県の私立の中高一貫高校から東大経済学部。
経済産業省へ入省。2009年退官して松下政経塾へ、卒塾後、2012年に橋下徹さん率いる大阪維新の会に参加。
2012年12月に日本維新の会の公認で衆議院大阪19区から出馬、28歳、最年少の若さで当選。
現在3期目、まだ35歳の若さです。キャリアだけを見ると申し分なさ過ぎて非の打ちようがありません。
そうした人物が幼稚なとんでも発言をすることは、日本が抱える深刻な病の症状が出ているのではないかと思いました。
現在の教育システムの中でエリート中のエリートがまっとうでない薄っぺらな人物に育ってしまっているのです。
丸山議員がもし総理大臣になったとしたら日本はいったいどうなるのであろうとと考えるとぞっとします。
現在はまだ、無邪気で危険レベルでとどまってますが権力を手にしたらモンスターになることは間違いありません。
本気で戦争を仕掛ける悪魔の政治家となり世界を混乱に陥れる可能性もゼロではありません。
丸山議員に決定的に欠けているのは、現場であり、実践だと思います。協力し何かを成し遂げたことが乏しいのでしょう。
私の実体験からして現場と実践は、未熟な政治家を成長させる2大要素だと思います。
私も口先だけでした。小さな町で町長として住民と触れ合い、町職員とともにまちづくりにあたり育ててもらいました。
現場を持ち実践できてようやくまともになるきっかけを得ました。真に大切なことは信頼であることを知りました。
この人物ならば仮に失敗してもすべて赦せると思えるような人物と一緒に仕事ができる喜びを知りました。
丸山議員は泥まみれになって個人のためではなく世のため人のために尽くした経験を積むべきです。
そうすれば、自らの発言がいかに無邪気で危険であるか、屁理屈ばかりを振り回していることに気づくことでしょう。
丸山議員は、とても早熟で、小学生の時の阪神淡路大震災が政治家を志すきっかけだということです。
少年のころの純粋な気持ちを取り戻し、潔く議員を辞めて、いちから出直す道を選んで欲しいです。