19日に行われた安倍総理と立憲民主党の枝野代表との党首討論は迫力不足でした。がっかりしました。

衆議院の解散・総選挙をめぐって火花をバチバチ散らすのかと予想していたのに枝野代表触れませんでした。

逃げたと受け止められても致し方ありません。代議士にとって生きるか死ぬかは解散・総選挙にかかってます。

少数野党第1党の立民がその覚悟を示すには解散するのならば受けて立つと開き直りが必要です。

2012年11月の国会で当時の自民党の安倍総裁が当時の野田総理に解散の刃を逆に突きつけました。

野田総理は党内の絶対反対の声を押し切って解散に踏み切り壊滅的な敗北を喫しました。

2012年当時とは状況が違い政権を握る自民党の方が支持率も含めて野党を圧倒しています。

だからこそです。どんなに少数であっても野党第1党は第1党の意地を見せる必要があります。

もともと少数で失うものはありません。追い込まれたネズミが猫に反逆をくらわすのたとえのような行動をとるべきです。

枝野代表は、そうしませんでした。衆参同日選挙があると確信して準備を進めるとの街頭演説は何だったのでしょうか。

安倍総理は、解散総選挙について「若手議員の中には願望がある。」と明言してました。

明らかに衆参同日選挙を検討していたのです。しかし「冷静に判断せざるを得なかった。」とも言ってます。

情勢の変化なのか、何らかの理由で解散を見送りました。政局的には、ちょっとした謎です。

G20大阪サミットがあるからという理由は額面通り、受け止められません。前からわかっていたことです。

過去には、G7=先進国首脳会議の最中に衆議院選挙を行ったことだってあります。華々しい外交を追い風にしようとしました。

自民党は、詳細な世論調査を行ってます。年金問題が浮上して情勢の悪化が懸念されたのでしょうか。

しかし、野党各党は、準備が整っているとは到底言えません。解散を回避する1番の理由とは思えません。

となると残りは自民党内の状況です。安倍総理が解散し勝利すれば、更なる任期延長もあります。

こちらの方を嫌う空気感が底流に流れていたのではないかと読みます。安倍総理は勝負を避けたのです。

10月消費税の増税があります。この後の解散・総選挙は、タイミングが極めて難しいです。

国民の反発は間違いないでしょう。それだけでなく現在は表面化していないアメリカとの経済交渉の行方があります。

農産物の自由化が一段と進むとなると自民党の支持基盤からもかなりの反発が出ることは必至です。

安倍総理が、ここで解散を避けたということは、解散の時期を逸したと見ることも十二分に可能です。

結果として総裁任期の延長は困難となりました。安倍総理は自民党内の空気という見えない敵に敗れたと見ます。

参議院選挙単独となりました。ここで議席を減らせば安倍総理の任期延長なしがより確実となります。

安倍政治に待ったをかけたいのならば、野党第1党の立民の枝野代表の決死の覚悟が一段と必要になりました。