参議院選挙への関心、高まっていないように感じます。直近のNHKの世論調査でもそうした傾向でした。

必ず投票に行くと答えた人は、49パーセントで前回調査より11ポイント下がっているということです。

調査方法が異なり単純に比較はできないということですが2ケタの下落は大きいと思います。

与野党で争点をめぐって激突という印象を与えていないことも間違いなく一因だと思います。

先の国会終盤の先月19日に行われた党首討論での立憲民主党の枝野代表の腰の引け方はむごかったです。

およそ真っ向勝負とはほど遠かったです。衆議院解散で衆参同日選挙になることを恐れているように見えました。

これでは与野党激突の空気感は出ません。安倍総理に余裕を与えるだけに終わってしまいました。

今でもなぜ啖呵を切らなかったのか不思議でなりません。勝負勘がずれているのではないでしょうか。

立憲民主党は、東京都の小池都知事の暴言が引き金になって誕生した棚からぼたもちに近い政党です。

立党の経緯からすれば、失うものはないというのが本来の原点です。この原点を忘れてはなりません。

いくら野党第1党に上ったからと言って守りに入るようでは立党の原点をないがしろにすることです。

安倍総理の補佐官を務めている自民党の衛藤晟一参議院議員の出陣式が都内のホテルでありました。

ある方より誘われて参加することになりました。自民党の強さをひしひしと感じました。

衛藤さんは、自民党の全国比例の候補者です。業界団体がついてます。衛藤さんの場合は製薬工業会でした。

ここまでは自民党の議員ならば常識的です。主義主張の背景を形作る芯の強さを感じました。

1993年の夏、細川政権が誕生し、自民党は野党へと誕生しました。翌年の6月政権復帰しました。

社会党の村山富市委員長を総理に担ぎました。衛藤さんは衆議院議員で村山さんと同じ選挙区でした。

地元で生きるか死ぬかの戦いをしている相手方の大将を総理として担ぎ上げるのですから抵抗があります。

当選2回の代議士だった衛藤さんは、日本のために村山さんを担ごうと説得したという逸話が紹介されました。

衛藤さんの言動を聞いて、これぞ保守の強さだとズシリと心に響きました。野党にはこうした懐の深さがありません。

衛藤さんは主義主張をころころ変える政治家ではありません。頑固に筋を通す典型的政治家です。

2005年の郵政民営化選挙では民営化に反対し無所属で立候補して落選しています。

信条を曲げない政治家がいざと言いう時には自らの主張を下ろし相手方の大将を頭に担ぐ芸当をしてのけるのです。

目先ではなく、私利私欲ではなく、大局を見た結果の判断だと思います。ここに野党との断絶を感じます。

妥協せよと言っているのではありません。戦う、妥協するどちらか一方を敢然として選択すべきだと述べています。

口先では対決姿勢を示していながら決して背水の陣を感じさせる行動はとらないでは信頼感は生まれません。