令和時代の日中民間交流について

昨日、東京・元麻布の中国大使館で神奈川県日中友好協会と中国大使館政治部との交流会がありました。

中国側の民間交流の窓口が政治部に一本化されたので政治部の交流となってますがこれまでと変わらぬ対応です。

私もこの5月の総会で神奈川県日中友好協会の理事に再任されましたので顔を出しました。

ジャッキー・チェン主演のアクション映画の上映がありました。不思議な映画でした。

ジャッキー・チェンは香港出身の世界的スターでカンフーありヨガありダンスありでした。

古代インドの秘宝を求めるインディー・ジョーンズのような内容も盛り込まれていました。

何となく制作者の意図は読み取れます。再び全世界へと羽ばたこうとしている中国の大望を示してます。

「一帯一路」戦略の映画という文化産業からの表現と言ったほうがわかり易いかもしれません。

中国の習近平政権は、偉大なる中国の復権を目指し、海と陸のふたつのシルクロードを創ろうと動いています。

香港はもとよりインドもその輪に入ってもらわなければ実現しません。映画にインドが登場した理由があります。

中国は、1840年のアヘン戦争を端緒に欧米列強、日本に侵略を許し過去の栄光をズタズタにされました。

180年近くの歳月が流れ、中華人民共和国建国から70年の現代中国の様相は激変しました。

中国は世界第2の経済大国となりアメリカと覇を競うまでに蘇りました。中国の自信も高まるのは自然の成り行きです。

中国の強大化がはっきり見て取れる現代において日中の民間交流はどういう方向を目指すべきなのかです。

これまでの日中民間交流は、中国を侵略したという日本の戦前の歴史に対し贖罪するという流れが本流にありました。

1972年の日中国交正常化をきっかけに中国との友好ムードが膨れ、民間交流は一気に拡大しました。

この時代の民間交流に関わった方々が現在も日中民間交流を支えています。従ってリーダー層は高齢化してます。

令和の時代は、強大化した中国との間でどういう民間交流が求められるかが大きな課題です。

政治力、経済力は、もはや日本はかないません。文化力でも中国は世界を圧そうとするでしょう。

先進国の日本がかつて侵略した中国の成長を手助けするという発想は時代錯誤となりました。

新たな発想が求められます。対等な立場に立ち自由な発想で交流のあり方を考える必要があります。

人を変えることから始めるべきです。日中民間交流を担う中心メンバーの思い切った世代交代が必要です。

全国の日中友好協会をはじめ様々な日中友好団体で真剣に考えなくてはならない重大課題です。

神奈川県は、現職の神奈川新聞の社長が日中友好協会の会長を務め現役世代の顔がちらほら見えます。

それでもまだまだです。日中友好に取り組む若い世代のリーダーを舞台に上がらせなければなりません。

20代から40代の日中友好に関わっているリーダーを思い切って協会の幹部に登用する時代がやってきました。