参院選挙後の立憲民主党の試練

NHKのニュース解説番組で参議院選挙の投票率の低下の可能性を取り上げていました。

NHKの世論調査で必ず行くと答えた人と期日前投票ですでに投票した有権者を合わせると57パーセントです。

3年前の選挙より7ポイント下がっていると報じてました。確かに盛り上がりに欠ていると感じます。

既にブログでいちど書いたことですが野党第1党の立憲民主党の選挙戦略に原因の一端があります。

自民党にぶち当たる気迫が全くありませんでした。国会会期末の党首討論のことです。

なぜ解散総選挙も辞さずという窮鼠猫を食む姿勢をとらなかったのか今でも疑問が解けません。

立憲民主党は4月の統一地方選挙で野党の中では第1党を確実なものとする成果を挙げました。

しかし、あくまでも野党の顔として認められたに過ぎません。政権奪取を期待されている訳ではありません。

それなのに野党の中のいちばんで満足しているような態度では政権奪取は夢のかなたに消えます。

立憲民主党の現状は、そうした道のりを歩んでいると思えてなりません。勝負時期を間違えています。

衆参同日選挙の可能性が薄くなった時期にこそ逆に解散できるならばやってみろと開き直る勝負勘が欲しいです。

大人しいことを言って選挙になって多少声を張り上げたところで参議院選挙単独では関心は高まりません。

山本太郎さんの令和新選組がメディアで話題となっていますが政局を動かすだけの影響力はありません。

立憲民主党が令和新選組的選挙戦を戦っていたら流れは違ったはずです。少なくとも争点が鋭角となりました。

年金と消費税、この2本柱で安倍政権をゴリゴリ押すという姿勢が国民の目にはっきりと映ったはずです。

共産党は、現行の年金制度や消費税そのものに絶対反対ですので自ずと共同戦線に乗ってくるのは間違いありません。

立憲民主党は、共産党と直接組む印象を恐れています。令和新選組を一枚かませれば印象は変わります。

こうした芸を身に着けていないのは残念です。頑なというか広がりを持つことが出来ない体質があるように思います。

参院選挙後、立憲民主党は、厳しい試練に直面すると思います。党の根本的なスタンスが問われます。

自民党が多少議席を減らしても自民と公明両党が大勝することには変わりがありません。

憲法改正発議の3分の2の議席確保が微妙といわれますが不足すれば一本釣りしてでも仲間を増やせば良いだけです。

何十議席も不足するのではなく数議席の問題です。策士の二階幹事長や菅官房長官が黙ってみているわけありません。

日本維新の会は当然だとして、惨敗必死の国民民主党にも手を伸ばしてくる可能性だってあり得ます。

立憲民主党はこうした動きのかやの外です。参議院選挙で議席を増やしても野党内で孤立する恐れがあります。

立憲民主党は、参議院選挙後、安倍政権と真っ向から対峙する道を選ぶのかどうかがが問われるのです。

真っ向勝負路線ならば共産党と今以上の連携が不可欠です。立憲民主党執行部の正念場がやってきます。