横浜市が、カジノを含むホテルや国際会議場など設置する統合型リゾートを誘致する方針に転換したと報道されました。

私は、横浜市が山下ふ頭地域の開発推進であるのならば当然の判断だと思います。驚くにはあたりません。

みなとみらい地区の開発が進んでいる状況下で山下ふ頭地域の開発と競合する事態を避けるにはこれしかありません。

山下ふ頭地域の方が地理的条件が不利なのにみなとみらい地区と同様の開発を進めることは、危険性が高いです。

山下ふ頭地域は、カジノを設置して異なった観点から開発整備して経済的に成り立つように考えたわけです。

そして横浜市に入ると見られる巨額な税収は魅力的です。横浜市として合理的判断を下した訳です。

さっさと打ち出せばよかったのではないかという反論も当然あるでしょうが選挙の争点となるのを避けたのです。

2017年7月の横浜市長選挙で林文子市長は、カジノ誘致白紙の立場で選挙に臨み3選を果たしました。

2年が過ぎて頃合いだと判断したのか横浜市政に強い影響力を持つ菅官房長官に促されたのか、真相は不明です。

横浜市のカジノ建設問題は、出発点に立ったと言えます。推進、反対、双方で徹底的に論じあって欲しいです。

カジノはばくちであって倫理的に許さないというかたくなさだけで判断するのは避けて欲しいです。

地域経済からはもちろん、横浜市の財政的観点からも十二分に冷静な検討を加えて結論を導くことを期待します。

横浜港の港湾の荷役を一手に取り仕切りドンといわれる人物がカジノ絶対反対を掲げて運動しています。

反対派にこうした有力人物がいることで本格的論戦が逆に期待できます。野党だけの反対とは違います。

それぞれの立場で市民の納得を得れる根拠を提示して欲しいです。特にカジノを許容するしないについてです。

というのも私はカジノを含めないでホテルや国際会議場が経済的に持続できるのかどうか首をかしげるからです。

カジノは倫理的に許さないといってカジノ抜きで開発してしまい持続できなければそれこそ膨大な無駄となります。

ここははっきりくっきりと数字で表して論戦を客観的に徹底的にして欲しいです。机上の空論は許されません。

カジノ問題は、横浜市民の住民投票にかける案件だと思います。議会の結論だけでは足りません。

横浜市全体のイメージにも大きくかかわる事柄だからです。議会の議決前に住民投票を行って欲しいです。

諮問型といわれる住民投票の方法で、最終決定はあくまでも市議会で行えば良いと思います。

こうした手続きを踏むことが本来の民主主義です。先に結論があって民意を操作するやり方はまずいです。

行政は、市民の反発を恐れて住民投票には動きません。住民投票の実現は、反対派の運動いかんです。

反対派のドンは、横浜市の方針転換により顔に泥を塗られました。この方の反撃次第で住民投票の行方が決まるでしょう。

カジノ問題は、横浜市政への影響力をめぐる権力闘争の側面も持ちます。激烈な展開となることは必至です。