私は次代の日本を担う若い政治家のひとりとして国民民主党代表の玉木雄一郎さんに期待を寄せてます。

考え方はリベラルで、中央省庁の中の中央省庁、財務省の官僚出身でアメリカへの留学経験もあります。

政治家の家柄ではなく最初の選挙で一度落選して這い上がり盤石の地盤を形成しました。

しかし、気がかりな点があります。昨年11月、自民党の二階幹事長との会食をドタキャンしたとの報道が流れました。

自民党を牛耳る大物と野党とは言え党首が同席する話です。事前に同意がなければ進められるわけがありません。

自民党にすり寄るのかとの批判を恐れたのだと見てよいでしょう。ならば最初から設定しなければ済む話です。

私はこの報道に接して反対があるとすぐに揺れ動く玉木代表の行動パターンが透けて見え危惧の念を抱きました。

今年7月の参議院選挙が終了した後、玉木代表は、自民党が呼び掛ける憲法改正論議に前のめりでした。

積極的に憲法論議を進めていきその中で党としての独自性をアピールしていく姿勢を鮮明にしたと思われました。

この背景には、自民党側の殻の強い働きかけがあったと見るのは当然の見方だと思います。

改憲が悲願の安倍政権としては、野党にウィングを広げて論議の舞台づくりへと触手を伸ばしました。

標的となったのが玉木代表です。こうした情勢をわきまえて玉木代表は憲法論議に前向き発言をしたはずです。

ところが今度も周辺をはじめ批判が強まるといつの間にか問題提起を引っ込めてしまいました。

その後はご承知の通りで立憲民主党との統一会派づくりへと舵を切り直し8月20日合意に達しました。

悪い意味で相乗効果が働くと思います。弱い者同士が集まったところで勢いは出ません。

立憲民主党の存続に手を貸すだけです。国民民主党は、より一層じり貧状態に陥ることでしょう。

いずれ大勝負に出ざるを得ない局面になります。怖がる気弱な性格が克服できれば政局の中心に躍り出ます。

私は、国民民主党が政治の中心に立つ場面があるとしたら自民党に手を突っ込むことができる時だと思います。

自民党内のポスト安倍争いの中からよりリベラルな考え方を持つ候補を選択し勝負を賭けることができるかです。

新たな政権が樹立できれば自民党と連立政権を組むという大勝負に出れるかと言い換えられます。

成否を握っているのは玉木代表のビビりの性格です。恐怖感を乗り越えることができないと成功は見えてきません。

いちかばちかの大勝負です。ころころ決定を変えるわけにはいきません。決めたら前進あるのみです。

玉木代表がこの決断を貫徹出来たら日本の政局を変化させる引き金になると思います。

野党だけが集まって政権を取れるなどという見果てぬ夢を追うのではなく現実を踏まえた対応だと思います。

野党の立場にいつまでも甘んじるのではなく連立政権に入り権力を握ることを目指すことはひとつの選択肢です。

批判を恐れずチャンスを伺って欲しいと思います。凝り固まった主義主張に囚われないで欲しいです。