毎週土曜日に新聞折込と一緒に配布されるタウン紙「タウンニュース」すっかり定着しています。

神奈川県秦野市で産声を上げ現在本社を横浜市に移し神奈川県全域や都内の一部に配布してます。

タウンニュースでイベントが取り上げられるとすぐに反応があり参加者が増えます。影響力があります。

6月末に行った『新編富士山と酒匂川』刊行記念会は、タウンニュースで取り上げてもらい火がつきました。

8月31日付のタウンニュース足柄版に驚きの内容の記事が載っていて思わず身を乗り出して読み進めました。

神奈川県南足柄市で公共施設を大幅に再編するという内容でした。再編の中身は半端ではありません。

来年度からの12年間に5つの小学校を統合して新たに新設するひとつの小中一貫校とする。

別地域の3小学校もひとつに統合され中学校一校を廃校とするなど教育施設の統廃合が衝撃的です。

高齢者に人気のパークゴルフ場も総合グランドも廃止、一部のコミュニティーセンターや公衆トイレも廃止です。

タウンニュースの解説によりますと人口減少・少子化に対応するための公共施設再編計画だということです。

児童生徒数はピーク時の6817人から現状は3242人、2045年には2096人と予測しての対応です。

私は地元紙の神奈川新聞を手に取りました。どのような報道をしているのか気になったからです。

タウン紙は地域密着のイベント紹介や企業宣伝を主たる業務とする媒体です。ニュース報道は本業ではありません。

ニュースのキャッチと解説を使命とする地元新聞社の書き方に関心を持つのは当然です。

いくら記事を探してもないのです。昨日3日付の紙面、一面トップで紹介していました。

タウン紙で一報が報道されてから3日遅れです。これは一体どういうことかとあ然としました。

報道の内容は全く一緒です。結論は、162億円の合理化の効果があるということです。

取材スタッフの充実している地元紙を含めて報道を専門とする新聞テレビ各社、全部タウン紙に出し抜かれたのです。

業界として一大事件だと思います。タウンニュースの取材力がプロを上回ったことの証です。

時代の流れを感じます。プロの記者の皆さん奮起しないと存在感が薄くなります。

神奈川県西部地域を担当する記者は小田原市役所の記者クラブに詰めて広い地域を担当しています。

提供される素材に頼る待ちの姿勢になりがちです。今回は、この間隙をタウンニュースの記者が突きました。

地域密着の取材で培ったネットワークで衝撃のニュースが引っかかったのだと推測します。

内容は、今後大議論に発展することは必至です。9月中に市内5か所で市民説明会を開くとのことです。

一方的に説明すれば済む内容ではないことは市当局も十二分に認識していることでしょう。

私の第一印象は、削ることばかりを一方的に市民に押し付けてはじり貧状態を加速するだけということです。

夢のある投資計画なしには市民は納得しないでしょう。加藤南足柄市政の命取りになると思います。