なんつっ亭の大将、立憲民主党を離党

4月の神奈川県議会議員選挙、秦野選挙区で立憲民主党公認で立候補した古谷一郎さんが離党しました。

落選したとはいえ14000票。当選した自民党の2人がおよそ2万票でした。票割りされ弾き飛ばされた感じです。

古谷さんは、選挙後も立憲民主党の看板で活動を続け参議院選挙で公認候補を熱心に応援していました。

参院選も終わり秦野市は現在市議会議員選挙が行われています。このタイミングで突如離党表明となりました。

古谷さんとしては立民候補者として国政も視野に入れ活路を見い出そうとしていましたが壁に当たりました。

立民のままでは自らの信念に基づいた行動につながらないとの結論に達したのだと思います。

今後の方針はまだ決まっていないとのことですが、私は言動からすると「れいわ新選組」もありうると思います。

もともと山本太郎の支援者で親近感を抱いていましたので私は思い切って勝負に出たらどうかと思います。

山本太郎さんの主張は、与野党含めて既存の政治勢力が拾い上げることのできない民意をくみ取ってます。

左派ポピュリズムとやゆする向きもありますが、私は、単なる大衆迎合ではないと思います。

比較的若いワーキングプア層に照準を絞り込んで最低賃金1500円をはじめその主張を過激に訴えました。

中小零細企業にも視点をあてました。消費税は凍結ではなく廃止をきっぱりと主張しました。

古谷一郎さんの主張と重なり合う部分があります。れいわに飛び込んで勝負をしたらどうかと思う理由です。

立民は、国民民主と統一会派を組みました。追い込まれて先祖返りしたようで有権者を引きつけるとは思えません。

原発政策の一致があいまいです。原発は、今後の経済社会の重大問題だけにあいまいさはいただけません。

また、立民の安保政策は、日米同盟堅持が基本ですが、これでは、政府・自民党の対抗軸にはなりえません。

アメリカとの関係の重要性は理解できますが現状ではアメリカの軍事戦略に引きずり回される危険性があります。

新たな安保・外交方針を打ち出せて初めて政権交代の意義が出てきます。政府と同じならば交代の必要はありません。

私は、野党側の台風の目は、れいわ新選組だと思います。大暴れできれば新たな形の野党連携の創造につながります。

形式的数合わせではなく政策の一致を重視した形で野党連携を模索する上でれいわは、触媒の役割を果たす可能性があります。

神奈川県においてもれいわ新選組の衆議院候補者が何人擁立できるかわかりませんが注目してます。

古谷一郎さんがれいわ新選組から出馬すれば、神奈川県西部のれいわ旋風の引き金になるかもしれません。

一挙に5、6人、擁立できれば、神奈川県において侮れない存在に成長する可能性は無きにしも非ずです。

日本全国で候補者の擁立を進め基本政策の一致を掲げて野党に共闘を求めてきたら面白い展開になります。

立民、国民、共産、既成の野党がどう出るのでしょうか。マンネリ化している野党共闘への強烈な一石となります。