カジノではなく横浜に緑のオアシスを!
6年前の神奈川県知事選挙に出馬した私を横浜で猛烈に支援して下さった方から突然連絡がありました。
鶴田理一郎さんという方で、当時本牧地域の観光協会の会長を務め、美空ひばりさんの熱烈な応援団長でした。
私とは町長時代に鶴田さんが開成あじさい祭りで本牧の人力車を走らせたのが知り合うきっかけでした。
鶴田さんは、横浜の名物男のひとりでかの有名なミナト横浜のドン、藤木幸夫さんとも親しいです。
美空ひばりさんと同い年で今年82歳。「美空ひばりさんを愛する横浜市民の会」の会長です。
NHKのテレビに美空さんのことで出演するという連絡でした。27日の午前11時過ぎから放映されました。
見ましたと御礼を兼ねて鶴田さんに御礼の電話を入れました。しばらくすると再び電話がありました。
カジノについてどう思うかと問い合わせでした。私は、正直に考えを伝えました。
山下ふ頭地域の47ヘクタールをホテルや国際会議場などで大規模開発をする場合、採算性が心配です。
目と鼻の先にみなとみらい地域があり様々な国際会議が既に行われている地域と競争しなければなりません。
カジノで特色を打ち出して採算がとれるように計画を立案するのはおかしなことではないと思います。
藤木さんがあまりに強烈な存在ですので怖くてこうした冷静な議論ができないのではないでしょうか。
ただし、カジノは、とばくですのでイメージの悪化が心配されます。横浜市民がどう判断するかですと答えました。
すると鶴田さんからずっと温めていた提案について意見を求められました。大規模開発しないという選択でした。
代わりにニューヨークのセントラルパークのように緑のオアシスを創るのはどうかとの提案でした。
カジノを作るかつくらないかばかりに終始している現状のカジノ問題論議に一石を投じるプランだと思いました。
明治神宮の緑も人工的に作りました。大正時代に全国から植樹する木の寄贈を受けて植えたものです。
今回も日本全国に呼び掛けて緑のオアシスが出来たら素晴らしいですねと応じました。
日本だけでなく全世界から賛同者を募ることも可能です。目からうろこのプランだと感心しました。
鶴田さんが今なお美空ひばりの応援団長であることを考えて「ひばり神社」も建てましょうと提案しました。
鶴田さん、カジノ問題で発言をする一定の立場にあるとのことで提案してみると話してました。
大規模開発する場合は、カジノの是非が問われます。そうでない選択肢もあり得ます。
その場合の強力なプランとして緑の山下ふ頭プランは魅力的です。世界中から応援があるように思います。
全世界からアイデアを募集して世界に誇る緑のオアシスが横浜にできたら経済効果も大いに期待できます。
カジノを含めた大規模開発、カジノ抜きの大規模開発、緑のオアシスの3択で住民投票して欲しいです。
緑のオアシス案に相当の票が集まるのではないかと推測します。その民意に基づいて議会と行政に実現を求めるのです。