神奈川県小田原市にある報徳二宮神社。江戸末期の偉大な農政家、二宮尊徳を祀る代表的神社です。

道を隔てて建つ報徳博物館。二宮尊徳研究の拠点であり尊徳の生涯を一般の方々に紹介する場でもあります。

二宮尊徳の生涯を解説する常設展示がこのほど一新しました。昨日、見学に行ってきました。

素晴らしい内容でわかり易く、初めて二宮尊徳に触れる人でも納得してもらえる内容です。

1784年の出生から小田原藩時代の活躍、桜町領(栃木県真岡市)で着手したまちおこし、600に上る全国の農村への波及。

明治時代から戦前まで、道徳的偉人として尊敬を集めた二宮尊徳、教えを学んだ後継者群像の紹介。

尊徳の思想から経営のヒントを得て大経営者となった近現代の経済人たち。簡潔な文章で紹介されています。

展示をぐるりと一周して回れば二宮尊徳について押さえておく必要がある内容は、全て網羅されてます。

草山昭理事長、小笠原清館長がたまたまいられたので展示の刷新に敬意を表しました。

二宮尊徳というとたきぎを背負った少年金次郎のイメージが今なおあまりに強いです。

新展示は、成人してまちづくりに貢献した二宮尊徳を中心にバランスの取れた展示です。

観光で立ち寄られた方々にとって参考になるし、子供たちの教育の場としても活用が可能です。

大人たちの社会教育にも役立ちます。小田原市内外、大人から子供たちまで、すべての人の学習の場となります。

観光資源として積極的なPRを期待します。行政とのタイアップを強化し郷土学習に役立てることが可能です。

欲を言えば、全てアナログ展示となってましたので時代の流れに合わせてデジタル展示も検討して欲しいです。

もうひとつ外国人向けのサービスです。少なくとも英語と中国語のガイドブックは必須だと思います。

報徳二宮神社は、中国人留学生の受け入れを継続していることでもありますので是非実現して欲しいです。

二宮尊徳は、全世界のひとたちが今学ぶ必要のある重要人物のひとりだと確信してます。

特にまちづくりの最前線に立つ全世界のリーダーたちにとって必須のお手本だと思います。

事業の土台となる資金を自ら確保し提供して、財源の見通しを立てることを優先するリーダーとしての責任感。

綿密な調査に基づいて長期計画を立ててステップバイステップで成功実例を積み上げていく手法。

個人への安直な融資は一切避けて本人が意欲を持って事業に当たることを促す自主性重視の姿勢。

どれをとっても日本はじめ世界各地域、特に発展途上国の地域開発に極めて大切な視点を提供しています。

急速な人口減少で疲弊している日本各地域の中山間地域を救う処方せんになります。

貧困にあえいでいる世界の地域に安定的な生活をもたらす貴重なヒント手掛かりを与えています。

二宮尊徳を全世界が求めているのです。尊徳は古めかしいイメージを脱ぎ捨てて現代によみがえると確信します。

こうした時代状況で報徳博物館の常設展が一新されました。大きな展開への一歩となると思います。