20日にラグビーワールドカップが始まります。屈強さとスピードを兼ね備えた選手たちのスーパープレイが見れます。

日本代表と世界の強豪国との差は歴然でした。ワールドカップを誘致して大丈夫かと思ったファンも多いと思います。

そんな見方を吹き飛ばしたのが前回2015年イギリスで開かれたワールドカップでした。3勝を挙げたのです。

南アフリカとの一戦は歴史に残る番狂合わせでした。ラグビー発祥の地イングランドの観衆を驚嘆させました。

率いたのは現在のイングランドの監督のエディー・ジョーンズさんです。ジャパンウェイ戦法を取りました。

日本のやり方を貫いたということです。日本人の持っている特性を可能な限り活かしたということです。

少し補足が必要です。日本人は体格面では劣るものの敏捷性や手先の器用さチームとしての和があります。

こうした特色を最大限活かした戦術で戦いを挑みました。細かくパスをつないだりというやり方です。

しかし、ラグビーは15人が身体をぶつけ合ってボールを運ぶゲームです。理屈通りにはいきません。

身体能力の格差が大き過ぎればなぎ倒されてしまいます。ジョーンズ監督は外国人選手を活用しました。

ラグビーの代表は、当該国に3年以上在籍しプレーしていれば代表になれるなど代表に選ばれる基準が緩いです。

要所要所に日本代表の戦い方を理解した屈強の外国人選手を配して強さと速さ、敏しょうさバランスを整えたのです。

現在のエイミー・ジョセフ監督も日本代表もジョーンズ監督の考え方を引き継ぎ発展させて力を付けてきました。

ラグビーを知らない人が日本代表を見るとどうしてこのチームが日本代表なのかと首を傾げるはずです。

黄色い肌の日本人選手のレギュラーは、15人中6人です。父親がアフリカ出身のエースが1人います。入れて7人です。

半数に満たないのです。身体能力が必要なポジションはすべて外国人で補っています。出身国はバラバラです。

共通項は日本でラグビーをプレイしていて日本の戦法を身体にしみこませているということです。

外国人の監督が日本人の特性を活かした戦法を外国人の強力なサポートで展開しているということになります。

外国人におんぶにだっこみたいでいささか複雑な気分になります。しかし、勝つための割り切りと考えれば理解できます。

あとは結果が全てです。目標の決勝トーナメント出場が果たせればやり方が間違っていなかったことを示せます。

果たせなかったとしてもラグビー日本代表が徐々に力を着けてきて強豪国とも戦えるレベルになったことは事実です。

この道のりは日本の国としての生き方にヒントを与えてくれます。内にこもらず外に開かれた発想が土台だということです。

力強く生きるためには外国人の力が必要なところは大胆に取り入れる覚悟が求められています。

但し、根っこは忘れてはなりません。日本や日本人が持っている特性を活かすという原点があってこそ活路が開けます。