南足柄市が発表した小・中学校を中心とする公共施設再編計画は、大胆な内容です。市民も驚いていると思います。

水面下で構想を練ってきたものとみられます。4月の統一地方選挙の際には一切争点にはなってません。

選挙前に行政サービスの削減につながる事案を正直に明るみに出せば議論沸騰は間違いありません。

加藤修平市長は選挙で勝つことを優先しました。すでに道の駅の建設の是非をめぐって尻に火がついてました。

加えて学校の統廃合となれば加藤市長は窮地に立ちます。選挙が終わった後に回す決断をしていたのだと思います。

加藤市長は、小田原市との合併構想について議論だけはしたものの自ら合併断念を決断しました。

合併議論の背景には富士フイルムから入る破格の税収で充実させてきた公共施設の維持運営管理がありました。

合併をしなかった以上、何らかの対応策を明示する必要があります。9月議会前がタイミングと判断したのでしょう。

一気に統廃合を志向しているのが小・中学校分野です南北ふたつの地域に集約して統廃合を進めます。

北部は、新たな小中一貫校を創設して5小学校、2中学校をひとつにすることを目指してます。

小田原市との境界に近い市南部の岡本地域は3小学校をひとつの小学校、2中学校をひとつの中学校にします。

この中では福沢小学校の廃止が注目されます。地域との連携による教育展開のお手本の学校でした。

足柄の歴史再発見クラブが行っている災害の歴史を学ぶ出前授業にも積極的に対応していただいてます。

福沢小学校周辺のは、住宅開発が進み人口が増え児童数も増えてきた矢先の廃校提案ですので戸惑います。

福沢はかの福沢諭吉の名前からとった名称です。簡単に廃校にしては罰が当たるのではないでしょうか。

福沢諭吉は、恩人の住むこの地を再三に渡り訪れました。その縁から福沢という名前が村の名前になりました。

1955年に南足柄町と合併した際に福沢という村の名前は無くなりました。1972年に南足柄町は市になりました。

福沢という名前は、現在では小学校の名前と神社の名前として残っていますが小学校の名前は消えてしまいます。

教育分野に目を奪われがちですがその他の公共施設の統廃合案もなかなかドラスチックです。

旧福沢地域にある運動公園は、廃止検討です。2025年度以降とのことで少し先ですが廃止するのはもったいないです。

立派な野球場や広場を備えています。税収が豊かな時代の負の遺産と捉えるのではなく再生を考える必要があります。

ズバリ先進的医療機関の誘致はどうかと思います。運動施設を考慮すればリハビリテーション病院が見えてきます。

ピンチの時こそ英知を結集して新たなる挑戦をしなければなりません。行革プランだけでは市は衰退します。

行政から突如として球が投げられたことを歓迎しましょう。賛成、反対の感情的な対立には陥らないで欲しいです。

市民が動き議会を巻き込んで市を挙げて南足柄のまちづくりを徹底的に論じあう方向へと導いて欲しいです。