E-ACT総会~県西地域初の女性県議~

「まっとうな政治をつくる緊急行動@西さがみ」、覚えるのが難しい長い名前です。

しかし、略称は、「E-ACT]、「イ―アクト」です。響きが良くてピシッと締まる感じがします。

Eは、英語の緊急を意味すエマージェンシーの頭文字で、アクトは、行動を意味する英語です。

ふたつをぱっと結び付けて略称にするところがセンスです。私なんかとてもこうした発想は出ません。

昨年2月に発足してから1年7か月近くになりました。初めての総会が16日にありました。

場所は、小田原駅近くの市民交流センターの会議室で小田原をはじめ県内各地から20人数人の参加でした。

このグループは、2017年10月の衆議院選挙で立憲民主党が誕生したことがきっかけとなりました。

新政党誕生の流れを受けて神奈川県西部地域でも新しい政治のうねりを創ろうという発想でした。

中心となったのは当時小田原市議会議員の佐々木ナオミさんでした。佐々木さんは現在県会議員です。

佐々木さんの県会議員誕生のドラマがE-ACTの歩みのメインストリームとなっています。

県西地域初の女性県議を誕生させようと運動が熱気を帯びてきて佐々木さんは昨年9月に出馬表明しました。

選挙の勝敗を後から考えるとこの決断が全てを決したように思います。先んずれば人を制すです。

現職の強力な自民党県議が2人いる中で敢然と戦いを挑むのですから相当の勇気が必要です。

佐々木さんは、ここを超えました。それともうひとつ立憲民主党公認での出馬を決めたことも大きいです。

保守地盤の強い小田原では立憲民主党の看板は役に立つかどうか微妙という見方もありました。

ここもすっぱりと公認で行くことにしました。中途半端ではなく割り切ることが政治では不可欠です。

1人の自民党現職が小田原市長選挙の出馬のため県議への立候補を取りやめ当選のチャンス到来です。

事実上、後から立候補した無所属新人と佐々木さんの争いとなり先行していた佐々木さんが振り切ったわけです。

政治とは何かを示す重要なポイントだと思います。決心したのならばタイミングを逃してはなりません。

佐々木さんの行動は、近隣の市町にも影響を及ぼし小田原市議では立憲民主党の新人がトップ当選しました。

南足柄市でも史上最高得票での当選者と上位当選者2人の仲間の女性議員が誕生しました。

開成町でも男性町議が当選しました。二宮町で現職の女性町議がいますので県西地域で6人の地方議員です。

いちから立ち上げた市民グループの政治団体からこれだけの地方議員が生まれるなんて、これは事件です。

この流れを継続したいものです。地方議員にチャレンジしたい方々の参画を私は期待してしまいます。

立憲民主党の下請け機関では全くありません。公認候補は、佐々木さんと小田原市議の2人だけです。

その他の皆さんはそれぞれの立場で地域に根差して活動を続けています。でも連携を保ってます。

ぎすぎすすることなく緩やかなネットワークの中から地方政治家が続々と生まれていったら変革が起きます。