神奈川県議会、初傍聴

9月25日付の神奈川新聞の一面にLGBT(性的少数者)支援に関する神奈川県の対応の記事が載ってました。

LGBTの方々を県営住宅に入居させることができるよう入居基準を緩和する措置をとるとのことです。

知人からの連絡で気が付きました。県議会本会議での佐々木ナオミさんの一般質問に答えたとなってました。

私はびっくりしました。連絡をしてくれた知人らと一緒に県議会を傍聴しに行っていたからです。

傍聴していた時には新聞の一面に掲載されるようなやり取りが行われているとは全く気づきませんでした。

非常に事前調整が進んでいて良くできた朗読劇を聞いているような感じに囚われていました。

黒岩知事の熱意は私には感じ取れませんでした。準備した原稿を上手に読みこなしているという印象でした。

もちろんLGBTに関する行政の対応の現状と課題について鷲の基礎知識が不足しているのも原因のひとつです。

それでも知事が気合を込めて言葉を発していれば、知事が訴えたいポイントだということぐらいは気づいたはずです。

一方、質問した佐々木ナオミさんも、知事答弁に対して大した反応を示した印象がなかったのです。

どうしても実現しなければならないとこちらの方も気合を込めていれば反応が違ったはずです。

感情を込めたリアクションのようなものはなく平板なやり取りのなかで埋もれたという感じでした。

佐々木ナオミさんは4月の統一地方選挙で立憲民主党で初当選し、一般質問も初登板でした。

用意した質問をおよそ1時間の予定時間内でこなすことがいっぱいいっぱいだったのだと推測します。

初めての質問は誰しも緊張するので致しかたありません。回数こなしていくうちに余裕も生まれてくると思います。

今後に期待しますが、議員にとって議会での質問の場は晴れの大舞台です。大立ち回りを演じて欲しいです。

そのためには発言する内容を迫力ある自分の言葉で語る必要があります。そうでなけれればインパクトがでません。

小田原市の課題についても何点か質問していました。県当局の答弁は、当たり障りのないものが多かったです。

私ならば「そんなありきたりのお役人答弁を聞いているのではない!」と県当局にかみついたことでしょう。

新人の佐々木さんに過度な要求をしていることは重々承知していますが、気合を込めて欲しいと激励したいです。

ついでにもう一つ小言を言います。傍聴席から見ていてひときわ落ち着きのない議員がいました。

隣の議員に話しかけたり、横を向いたり、きちんと背筋を伸ばしてやり取りを聴いていないのです。

県議選の小田原選挙区で圧勝した小沢良央(よしなか)議員です。後ろから見られてますよ。

党派は違っても同じ選挙区の議員の質問です。じっとして聞いていられないのでしょうか。

父親は県議を2期、小田原市長を4期務めた小沢良明さんです。いわば地域政治のサラブレッドです。

さすが育ちが違うという印象を与えるくらい居住まいを正すことから始めて欲しいです。がっかりしました。