電力消費地から遠く離れた原子力発電所で大規模電力を作り送電線で運んでくる社会システムは、限界です。

3・11の計画停電で電気を強制的に止められ電力が福島から送られているのを知った人も多いはずです。

原発は、重大事故が発生すれば取り返しがつきません。厳然たる事実の前に謙虚であるべきです。

消費地に比較的近い大規模火力発電ではどうかとなる二酸化炭素の排出という難問が立ちはだかります。

更に台風15号によって電柱が倒壊し長期にわたる停電を招くという新たな危険性が明るみに出ました。

地球温暖化で台風の強大化は続きますので、強風への危険性にどう備えるかも重大な課題です。

電線を地下埋設するというプランがありますが膨大な費用と時間がかかりますので手遅れです。

私は、江戸時代に学びエネルギーをできる限り地産地消する仕組みへと舵を切る絶好のチャンス到来だと思います。

電力を生み出す発電所と電力の消費地が近ければ危険性は減るのは小学生でもわかる理屈だと思います。

そしてその電力を再生可能エネルギーで賄うことができれば時代の最先端を走ることにつながります。

私は欲張りです。これを更に進めて地産地消型のエネルギー基地の設置を起点に産業を興したいのです。

太陽光や小水力、バイオマス、食物残渣という再生可能のエネルギーを総動員してエネルギー基地を作ります。

グリーン電力センターとでも名付けましょうか。その電力を活用できる産業を創り出すのです。

横須賀市で地産地消型の民間バイオマス発電所の建設に着手したとの報道がありました。

6950キロワット、1万5千世帯分の電力を賄うことができるとのことで画期的な取り組みだと評価します。

一方、政府は、二酸化炭素などの温室効果ガス削減の研究などに今後10年間に30兆円の投資を行うと発表しました。

一連の動きに欠けているのは、産業の創出と雇用の場の提供という視点だと思います。

グリーン電力に最もふさわしい産業は農林水産業です。足柄地域では農業ということになります。

野菜工場が手始めというのが現実的です。販路さえ確立できれば実現可能性は十分あります。

適地としては開成町と南足柄市の境界にある開発予定地があります。隣接地には道の駅構想が動き出してます。

道の駅に野菜工場でできた高付加価値の野菜を販売することも考えられます。産業化でき働く場を生み出せます。

食物は、天然の路地で有機肥料でというのが王道との信念を持っている方も多いと思います。

しかし、気候変動が激しくまた災害も多い中で王道ばかりに頼って安定して安全な食物を確保できるでしょうか。

最先端の科学技術を活用して食物の生産を追求することは時代の要請だと思えてなりません。

野菜工場を更に進めて行けば薬草の様な付加価値が一段と高い資源を生産することが展望できます。

グリーン電力活用の資源循環型産業興しの画期的な提案です。夢のような産業興しだと思われませんか。