千葉県森田知事”事件”の本質

千葉県の森田健作知事の言動は常軌を逸してます。よく知事の座に留まってられると思います。

9月9日強力な台風15号が接近することがわかっているのに東京都内のパーティーに公務として出席。

まずこの選択自体がどうかしてます。それで県庁に戻らず公舎に直行して待機していました。

翌朝の午前9時になって初めて災害対策本部を立ち上げです。まともだと思う方はどうかしています。

更に加えて午後には公用車で自宅近くまで送ってもらい自宅に戻っていたことが判明しています。

その後は自家用車で被害の様子を視察したとのことで、これが自分のやり方だと強弁しています。

事柄の詳細はもはや問題ではありません。知事は広域的な災害の陣頭指揮の最高責任者です。

その現場を放棄してひそかに自宅に戻っていたという事実だけでこれは事件だと言えます。

千葉県民に対する責務を私的理由で放棄したに等しいですので事件と表現しても許されると思います。

事件を起こした責任は自ら処すしかありません。私は一日も早く辞職するのが適当だと思います。

広く甚大な被害が出ているのに知事不在で大丈夫かという意見もあるかもしれませんがそれはありません。

緊急時に平気で現場を離れるような知事に指揮されるより新たな知事を選んだほうが良いです。

率直に言えば非常時にはいない方が良いです。知事を支えるスタッフもあえて声を掛けなかった可能性もあり得ます。

重要な政策判断は知事を支えるスタッフが行うというのが日常茶飯事だった可能性すら考えられます。

森田知事をいさめるスタッフがいなかったのでしょうか。森田知事の行動は、誰の目にも批判を浴びる行動です。

頭の良い官僚たちがわからないはずありません。みんなで渡れば怖くないとばかり知らんぷりをしていたのでしょうか。

知事を支えるスタッフたちは、千葉県民全体の奉仕者であるという本来の公務員としての責任感が飛んでました。

森田知事を擁立し支えてきた県議会の与党の議員の皆さんも猛省が必要です。自分たちの責任を直視して欲しいです。

森田知事は元タレントで発信力があり選挙応援の際には便利かもしれません。しかしいざという時はこの有様です。

森田知事は、新人ではありません。3期目の知事です。支え続けてきた責任は軽くありません。

最後に有権者の責任もあります。テレビインタビューでは森田知事を批判する声が流されています。

しかし選んだのは千葉県民の有権者です。自らの責任について語っている県民のインタビューは聞いたことがありません。

テレビは、とかく編集しやすいようにカットして放送しますので非難の部分だけを放送しているのかもしれません。

森田知事を選んだのは最終的に有権者という事実はきちんと押さえないとなりません。

選択を誤るといざという時に職場を放棄してしまうような知事の下で災害の後始末をしなくてはならないのです。

直近の2017年3月の投票率は31.18パーセントです。関心の極度の低さも今日の事態を招いています。