加藤憲一小田原市長の市政運営の方法は、市民の皆さんの意見を良く聞いてというものです。

民主主義的ですが、時間がかかります。市民ホールの建設に初当選以来11年半の歳月がかかっても完成してません。

そもそも市民ホールの建設反対を主張しさっそうとデビューしました。当選直後に公約を翻しました。

二転三転、設計のやり直しに伴う多大な財政負担と携わった職員の人件費が浪費されたとの批判があります。

真正面から受け止めて欲しいです。加藤市長が敢然と決断していればもっと早くに問題は決着したはずです。

加藤市政の11年半のうちに小田原市を取り巻く情勢は一段と悪化しました。人口減少に端的に表れています。

全国トップランクの交通利便性を誇る都市で人口が減るのは、どう考えても首を傾げます。

人口減少を止む得ない事態と考えておおらかに受け止めているのではないかとさえ思います。

県西地域の中心都市がじわじわと地盤沈下することは、県西地域全体の活力を確実に奪っています。

県西地域を経済的にけん引する役割を担うはずが逆に衰退しつつあるのですから当然です。

加藤市長が4期目を目指すのであれば、加藤市政の総決算ではなく、新たなる時代の転機と位置づけて欲しいです。

あるいは原点回帰と言って良いです。加藤市長は、2008年の5月の市長選挙で44000票で他を圧しました。

その時、掲げた旗印は、”チェンジ”でした。かのアメリカのオバマ大統領より先んじて唱えたスローガンです。

この原点に戻り、新たなる気持ちで引き続き市政を担うと高らかに宣言し四期目に挑戦して欲しいです。

加藤市長の強みは選挙に強いことです。2004年、4期目の現職の小澤良明市長に挑戦した時は驚きました。

小澤市長は、自民党の大物河野洋平氏系を取り仕切る大番頭でした。主要政党や団体・組織は現職につきました。

一方、加藤さんは、組織は全くありません。結果は、新人候補が、37000票対31000票にまで迫りました。

俳優と見間違うほどの長身で端正な顔立ち、弁舌さわやかな新人に多くの小田原市民が期待を寄せました。

小澤市長は5選出馬しませんでした。正確にはできなかったのだと思います。加藤さんに負けるのを恐れたと見ます。

就任後、抜群の組織力を誇る公明党が加藤市長の与党に転じたことも加藤市政が簡単には揺らがない大きな要因です。

次の市長選挙においても公明党の支持母体の創価学会系が支持する構図は維持されると思います。

いわゆる野党系の票は加藤市長の方へ流れます。加えて公明党の票が加わるとなると手強いです。

加藤市長が自らの選挙の強さを再確認し自信を持って有権者に4選を強力に発信できるかどうかがカギのように思います。

もう一期だけやらせて欲しいというような姿勢ではなく原点回帰し、再び”チェンジ”の気概を示せるかです。

勝利の決め手は、戦略や戦術ではなく加藤市長の心構えにあると思います。開き直れれば、簡単には揺らぎません。