フレンチを食し人生を考える夕べ、その2
新しい道がこれこそが本当の自分だという、みたま様(魂)だけの存在となったらお金も名誉も意味がなくなります。
この世の評価は吹き飛び、どれだけ誠実に世のため人のために尽くしたのかそれだけが評価基準です。
この世の評価基準は、目に見える世界のもの、本当の評価基準は、目に見えない世界も含めての広大なものです。
この世で権力がありどんなに威張っていても、死んで肉体と心が消えてしまえば何に役にもたちません。
評価は別次元で下されるのですと杉田さんは言います。ひとりひとりの人間の生きざまが問われるということです。
自分はとるに足らない存在だから頑張らなくても良いということは絶対にないと繰り返して強調します。
根に例えて諭されました。ふと根があり、細根があります。それだけでは根は元気になりません。
細根の先に産毛のようなひげ根があります。ここが元気でないと根は本来の力を発揮できません。
空にそびえる大木もひげ根の働きによって支えられているのです。ひとりひとりはひげ根なのです。
ひげ根の役割の大切さを自覚して、世のため人のためにできることがあるはずです。行動することの大切さを説きます。
そういった生き方がみたま様(魂)とともに生きる本来の生き方だと杉田さんは言われます。
現状は本来の生き方とは大きなずれが生じています。自分が自分がという欲望によって目が曇っているからです。
自我がもたらす欲望の世界を超越してみたま様(魂)の世界に戻る決心をすることが本来の生き方の出発点です。
杉田さんは、みたま様(魂)の世界に戻り、生きることができれば、必ず良い方向に人生は向かうと断言します。
難行苦行をする必要はなく、ありとあらゆる事象を全て喜んで受け止めさえすればみたま様(魂)の世界へ近づけます。
一見悪い出来事と思ってしまうのは、欲望に絡めとられた心の仕業でそう思ってしまうことが多いです。
逆にみたま様(魂)は、そうした試練を成長するチャンスと大喜びしている可能性が高いです。
天空に延びる竹も節がなければ伸びることはできません。節からしか芽は出ないと杉田さんは言います。
苦難と思える中にことのなかに得難い教訓があります。逃げずに喜んで受け止めるのが、いわば修行です。
杉田さんは、そうした修行を積み重ねるうちに「ふと」何らかのサインがあるとしばしば語ります。
それを実践すればみたま様の世界に近づくとのことです。地上天国のような状況になると杉田さんは確信を持っています。
杉田さんの見通しですと東京オリンピック・パラリンピックが終了してから日本はどんどん悪い方向へ行くとのことです。
日本が追いつめられることは、逆にいえば日本人が本来の生き方に目覚めるチャンスだとも言えます。
肉体と欲望の世界を超えて日本人が本来持っているみたま様(魂)の世界に目覚めるきっかけとする必要があります。
ひとりひとりの日本人が覚醒し自らがなすべき本来の役割を黙々と実践した時に日本は再び輝く国になると予想してます。