我が家のインフル騒動
先週の水曜日の夜、山梨県富士吉田市方面の視察から自宅に戻るとのどの痛みと寒気を感じました。
やばい!と思い、慌ててイソジンでうがいし早めに寝ました。翌日は東京に行く仕事がありました。
深夜に目が覚めると身体が何とも言えずだるくて腰のあたりが痛かったです。何度も寝返りを打ってしのぎました。
目覚めてみるとだるさはさらにひどくなり東京行きは断念しました。気力がうせてしまいました。
不思議なのは、高熱にうなされているのではありません。いちばん上がっても38度まで、微熱です。
頭ががんがんと激しく痛むわけでもありません。腰周辺の痛み以外はのどが多少痛いのと咳とたんです。
病院に行かずに丸2日間、布団に身体を投げ出し寝込んでました。全身隅々までだるくて動く気力がないのです。
起き上がって何とかしようと動き出すと気持ち悪くなってしまい元の姿勢に逆戻りするしかありません。
妻も4月から仕事を持つようになり忙しい時期でした。土曜日の朝になり車を運転してもらい医者に行きました。
インフルエンザA型でした。私はインフルに罹った記憶がありません。これがインフルなんだと実感しました。
特効薬がありますのでウィルスの増殖はすぐ止められます。しかし、全身症状は手品のようには直りません。
数日間は人にうつす恐れがありますので、できる限り人ととの接触を避ける場所に隔離と相成りました。
息子夫婦が新居を建てたので使っていた離れの2階の部屋が空いてました。3日間はほぼ監禁状態でした。
医者の診察を受けて戻るとちょうど孫君たちがいてじいじと言って近づこうとしましたがストップがかかりました。
日々最高の楽しみである孫君たちとのひと時も厳禁です。クリスマスイブもひとりで過ごし孤食でした。
ウィルスの増殖が止まると顕著な変化がありました。食欲が戻りました。良くなっているとの身体のサインです。
木曜日から土曜日の午前中まで食欲はありませんでした。水を飲んでしのいでいました。
私はもともと痩せてぎすぎすしてますので体力がどんどん奪われてしまい、結果としてウィルスの増殖を許していました。
体力をひどく奪われているとインフルエンザで死亡することもあるんだという話しが嘘ではないと思いました。
幸いにして食欲が戻ってきてからは急速に体力は回復し出して身体の奥底から活力が湧いてくるように思いました。
水だけでしのいでいる時に小さな発見がありました。妻が色々とペットボトルの水やお茶を持ってきてくれます。
しかし一番おいしくて、さわやかな気分に一瞬なれたのは開成町の水道水でした。格別でした。
私たちの足柄地域は、富士山や丹沢山系に降り注いだ雨水が地下に染み渡り地下水脈となってます。
開成町の水道水は、80メートルほどの井戸を掘って井戸水を源水に供給しています。最低限の塩素の消毒は行ってます。
だからおいしいのです。飲まず食わずの2日半を救ってくれたのは開成町の水道水と言っても過言ではありません。