静養重視のお正月

2020年のオリパライヤーで令和最初の私のお正月はちょっぴりホロ苦い年明けでした。

年末に罹ったインフルエンザの影響は思いのほかひどかったです。咳がなかなか収まりません。

身体全体のだるさは無くなりましたが、覇気が戻りません。身体の底から湧き出るエネルギーがガス欠の感じです。

ということでいつもの恒例の行事がままなりませんでした。元日は、地元の神社の元旦祭へ毎年参加してます。

寒い社に座っているのはしんどいですし、ひとり咳をゴホゴホやっていてはみっともないので欠席しました。

もうひとつ年中行事があります。小田原の報徳二宮神社への初詣でです。車で行けますので出かけました。

家族そろって敬愛してやまない二宮尊徳翁に新年のご挨拶をさえていただき、早々に帰宅しました。

2日も恒例行事があります。全国大学ラグビー選手権の準決勝が東京・秩父宮ラグビー場であります。

ひいきの早稲田大学が出場する時は欠かさずに観戦してます。悩みましたが出かけました。

東京は、渋谷駅周辺が大工事中で地下鉄銀座線が運休でした。赤坂見附からタクシーで秩父宮に向かいました。

東京のタクシーは、背の高いワンボックス型に急速に切り替わってます。外国人向けです。

家族7人が悠々と乗れました。秩父宮ラグビー場まで10分足らず、快適なドライブでした。

試合は、早稲田の勝利でした。決勝は11日、新国立競技場で明治大学と伝統校同士がぶつかります。

行きたかったのですが、ちょうどその日は、我が家の田んぼで正月飾りを燃すどんど焼きの日で諦めました。

2日の晩は妻の妹家族と会食です。こちらの方は欠席してひとりだけ早めに自宅に戻りました。

3日から5日は、家からほとんど出ませんでした。年賀状書きに追われていました。

時間があるので一人一人に丁寧にコメントが書けて良かったです。郵便局に出しに行く時だけ外出です。

4日の晩は旧制高校の寮歌が好きな先輩方とカラオケを楽しむのが毎年恒例でしたが欠席しました。

咳が止まりませんの歌は無理でした。元気な高齢者のパワーには頭が下がります。現状では負けてます。

5日の町賀詞交歓会も咳が収まらないため欠席しました。静養重視のお正月となりました。

体調は今ひとつですがゆっくりと時間を持てるのもこれまた天の恵みだと思いました。

ゆったりとした時間のプレゼントと思って過ごしました。普段なら読書なのですが気力が出ません。

本を読むという行為は、それなりの気力の充実と集中力が必要なのだと改めて認識しました。

代わりはテレビです。お初月は騒々しいバラエティー番組のオンパレードで私には苦痛以外の何物でもありません。

頼りになるのはNHKの教育テレビです。照準を絞ってこれはという番組をじっくりと見ました。

一押しは「100分でナショナリズム」でした。最近、国家主義的風潮が世界中で高まってます。

この流れを4冊の名著と友の考える番組です。司会は、稲垣吾郎さんでした。見事なコメントでした。