立民は、立党の原点に立ち戻り独自路線を貫くべき
立憲民主党と国民民主党の合流協議、昨年末は、合意寸前のような雰囲気を漂わせていましたが難航気味です。
両党の党首レベルの協議になって根幹のところで折り合いがつかない模様が報道されてます。
吸収合併か対等合併か、まるで市町村合併協議のやり取りの様な意見が最終局面で買わされています。
このようは原則論のぶつかり合いになってしまうとよほどの求心力のある人物が調整しないと解決しません。
無理でしょう。この際両党は、原点をもう一度思い出して、そこから何をするかを考えて欲しいです。
くっつくとか別れるとか、うんざりです。こんな現状が続けば多少なりとも野党に期待している方々も愛想をつかします。
立憲民主党は、希望の党を創設し勢い盛んな小池百合子都知事に排除されたはぐれガラスの集団です。
そのはぐれガラスを市民が応援する形で2017年秋の衆議院選挙を戦い判官びいきもあり55議席を得ました。
ひょうたんから駒なのです。棚からぼたもち的要素もあります。よそ見をせずに純粋に突き進む使命があります。
枝野代表は、昨年4月の神奈川県議選小田原選挙区で立憲民主党から立候補した佐々木ナオミさんの応援に駆け付けました。
私が接待役となり15分程度懇談する機会がありました。立党の精神を貫くと明言してました。
いま国民民主党と連携の協議をするなどしたら立民を支持してくれた有権者を裏切ることになるとまで言ってました。
ところが、なぜか昨年7月の参議院選挙では揺らぎました。歯切れが悪くなってきたのです。
衆参同日選挙も辞さずと打って出ていくことは十二分に可能な状況なのにもかかわらず腰が引けた対応でした。
結果として6議席増のほどほどの勝利に終わりました。野党の中で圧倒的存在感を示す結果とはほど遠かったです。
そして勢いが無くなったら国民民主党との合流ですか…。余りに政治的無策としか言いようがありません。
国民民主党は、今や支持率1パーセントを切る幻想の中に漂う小舟みたいな存在になっています。
選挙のたびに議席を減らし消滅の流れの中にあることは常識的な人ならば誰しもわかることです。
国民民主党は、小池都知事の勢いに押され、希望の党の中に囲い込まれた政治家の群れです。
小池都知事の失言により勢いが失せ、小池都知事ご本人はさっさと逃げてしまい残った残党が国民民主党です。
日本最大の労働組合の連合が背後にあり豊富な資金力があるのでそれなりの政党だとの幻想が支えているに過ぎません。
立憲民主党の原点回帰が望まれます。小池都知事に弾き飛ばされたはぐれガラス軍団の強さを取り戻すべきです。
市民との連携によって立ち上がったではないですか。もう一度そうした姿勢に戻り党の勢いを盛り返すべきです。
国民民主党にちょっかいかける必要はないと思います。いずれ潰れる存在にしがみつく必要はありません。
国民民主党は自ずと瓦解します。吸収合併か対等合併かなど考える必要はないのです。原点回帰です。