立春が過ぎ5月17日投開票の小田原市長選挙まで3か月余りとなりました。静かな選挙戦が続いています。

現職の加藤憲一市長が4選を目指し、満を持した形で元自民党神奈川県議の守屋輝彦さんが挑戦する構図です。

激突といっても全くおかしくないのに選挙の熱気が部外者には伝わってきません。不思議です。

県西地域の中心都市小田原は様々な困難な課題の直面しています。まずは人口減少、経済活力の低下です。

20万人あった人口が間なしに19万人割れです。日立製作所は完全撤退となりました。

小田原市立病院の建て替え問題という難問があります。競輪場を存続させるのかどうかも決断の時期です。

小田原駅西口近くの少年院の跡地活用の問題、足踏み状態の大手スーパーの建設の行方も気になります。

一連の課題に共通しているのは土地利用が絡むということです。かなりの力技が不可欠な課題です。

加藤市長は、市民の意見に耳を傾けて市民本位の市政に力を注いできました。その政治姿勢は一貫してます。

しかし、土地利用が絡む課題には、加藤市長のこれまでの政治姿勢が有効かというとそうではありません。

半ば強引に推し進めないと先に進まないところがあります。加藤市長としては、姿勢を一新させなければなりません。

これまでの実績を引っ提げて4選を目指す加藤市長は、脱加藤をしない限り課題を突破できない可能性があります。

加藤市長にとっては大変な矛盾だと思います。加藤市長自ら脱加藤を図ることが課題克服の条件となるのですから。

3期目までを総括し、市民本位の市政というこれまでの市政の良い点を継続しつつニュー加藤を打ち出すことが必要です。

果敢に指導力を発揮して利害調整の決断をする市政への転換を断言できるかどうかがポイントだと思います。

一方、守屋さんは、加藤市長型のリーダーシップの取り方が突如として転換はできないと突っ込めるかどうかです。

できるとしたら自民党という看板を背負い神奈川県庁で技術職員の経験もある自分以外に無いと言い切れるかです。

確かに小田原市が抱える土地利用問題の解決には、自民党という太いパイプは頼りになります。

神奈川県庁の勤務経験は、開発事業の推進にはプラスに働くことは間違いありません。

守屋さんにとっての最大の課題は、様々な課題になかで何を優先して自分なら実行できると掲げられるかだと思います。

抽象的な話ではなく具体の話しでないと市民の関心を呼び起こせません。例えば市立病院病院建設です。

自分ならどこの場所にいつまでに建て替えてみせると断言することが求められると思います。

加藤市長の下で市民ホール建設は遅れに遅れ3期12年でようやくめどが立ったばかりです。

加藤市長に4期目も委ねるということは市立病院建設問題で同じ過ちを犯すことになるとはったりをかます気概が必要です。

神奈川県西部地域の中心都市のリーダーが誰になるか高い関心があります。激しい論戦を期待して止みません。