文芸春秋の最新号を買いました。はまりかけてます。読みやすいのです。ななめ読みができます。

大半の記事が、小難しい論文ではなく語り口調であること、字が大きいことがまず挙げられます。

それと、現状批判の硬派の記事ばかりでなく和らかネタもあることが読みやすさの一因だと思います。

3月号を購入したのは、総裁選挙を目指している元自民党幹事長の石破茂さんが論文を書いていたからです。

「安倍総理よ、このままでは日本が滅ぶ」と大上段に振りかざしたタイトルがついていました。

しかし内容は看板ほど大きな政治について語ったものではありませんでした。残念でした。

「桜を見る会」やIR汚職、公文書管理問題など政治と倫理、規律について是正を求める内容が主でした。

ズバズバと安倍総理に直言して欲しいです。安倍総理に遠慮がちに物申しているようで伝わりません。

石破さんは、国会答弁がずさんであることを指摘し答弁を作成する官僚たちの堕落を国家の危機だと指摘しています。

先の大戦の時のように受験エリートたちが再び国の進路を誤らせるのではないかという危機感を示してます。

苦言を呈する人を配置するのが政治家としての大切な使命ということを強調していました。

もっともな意見なのですがそれならばなぜ石破さんの周りには人が集まらないのかという問題があります。

石破さんは仲間と自由闊達に意見を交わしているというのですが、少人数過ぎて国会議員内での影響力が乏しいです。

人望の面で問題があるという声もあります。こうした声に真正面から答えてはいませんでした。

もうひとつ石破さんには致命的ともいえるすねに傷があります。自民党の苦境の時に党を離れたことです。

1993年夏の総選挙で自民党は大敗し下野しました。石破さんは、離党し自民党に反旗を翻しました。

文芸春秋の記事の中でこの問題について触れています。理屈っぽい言い訳が述べられていました。

野党に転落した河野洋平総裁が憲法改正を推進しなかったことが離党した理由だというのです。

大半の自民党国会議員には通りません。最も苦しい時に逃亡した男だと言われるのに決まってます。

間違っていたとなぜ率直に詫びないのでしょうか。批判は受け止め言い訳はしないと言ったほうが男らしいです。

この辺りが何か違うなという感じがしてなりません。骨太の保守本流政治家らしくありません。

それと看板政策ですが「地方からの日本創生」を旗印にということです。安倍政権と代わり映えしません。

もっと大胆不敵な政策をぶつけませんと本格的論議になりません。全ての候補者みんな同じことを言いますから。

首都機能の移転論議の再開でも良いですし道州制論議から逃げるなでも良いです。国のあり方をぶち上げて欲しいです。

来年9月の自民党総裁選挙は世論調査でトップに立った石破さんの踏ん張り具合で盛り上がるかどうかが決まります。

理屈を振りかざすのではなく、もっと率直に本音を国民にぶつけ大胆不敵な議論を巻き起こして欲しいです。