私の平成史61~知事選・衆院選・参院選6~

衆議院選挙の結果を惨敗とすると翌年の参議院選挙結果をなんと表現したらよいか言葉の選択に迷ってしまいます。

惨敗の上に「大」を二つ三つ付けないといけません。12万票足らずで法定得票数に達しませんでした。

2013年7月参議院神奈川選挙区の得票結果は、定数4で一位の自民党の島村大さんが113万票。

二位には元県知事の松沢成文さんが入り74万票、三位が公明党の佐々木さやかさん63万票。

四位が民主党の牧山弘恵さん46万票、ここまで当選です。以下共産党の畑野君江さん44万票、維新の水戸将司さん24万票。

私は119633票でした。同じ範囲内で行われた県知事選挙の得票の82万票の15パーセントです。

参議院選挙の選挙区選挙の法定得票数は、有効投票総数÷定数=4÷6です。3927137÷4÷6=163630です。

はるかに及びませんでした。法定得票に達しないということは事実上泡まつ候補ということです。

参議院選挙の選挙区選挙に立候補するためには供託金300万円を納めなければなりません。

法定得票数に達していれば供託金は返還されます。達しなければ没収です。参りました。

清貧政治家の典型だと自ら自負している私にとって300万円は大金です。露と消えてしまいました。

供託金没収だと聞いた時、神様からもういい加減に選挙は止めろと諭されたように受け止めました。

300万円が返還されるとまたぞろ選挙に出ようと私が野望を抱くのを神様が止めたのではないかと思いました。

みどりの風という弱小政党からの出馬しました。政党に所属しないと戦えませんので止む得ない判断です。

亀井静香さんは、衆議院選挙が終了した後も後ろ盾になって支援し続けてくれました。

阿部知子さんも引き続き応援してくれ、神奈川県内をくまなく街頭演説に付き合ってくれました。

しかし、いかんせん、政党の力が弱すぎました。看板としての役割はほとんど果たしてくれませんでした。

衆議院選挙が終わった後、身の振り方をどうするか迷いました。衆議院の惨敗のままで終るのは嫌でした。

だからと言って展望はありません。もうひと勝負してやり切るというけじめが欲しかったです。

私のわがままで参院選への出馬を決めたようなものです。またまた支援者の皆さんに迷惑をかけてしまいました。

みどりの風の主張はまっとうだと思います。日本未来の党の看板政策の脱原発を受け継いでいました。

原発に頼らない社会を創って行くという方向性は与野党問わず日本の進路として議論の余地はないと思います。

みどりの風は脱原発に加えて日本の伝統を守るため地方重視を掲げていました。ここに共感しました。

脱原発といういわば左の政策を一方で掲げ、日本の伝統的社会を守るという保守の精神も併せ持っていました。

でもいくら政策に傾聴に値するものがあったとしても政党自体の力が弱くては注目されるはずがありません。

みどりの風は、選挙後、雲散霧消ということになりました。私も一緒に消えてしまったかのようでした。