飛び切りユニークで明るく頼もしい選挙事務所開き

政治記者になってその後自ら政治家となり35年。これだけユニークな選挙事務所開きを見たことありません。

今月10日に告示、15日に投開票される湯河原町議選に出馬する土屋由希子さんの選挙事務所開きに顔を出しました。

とても選挙事務所とは思えません。入口の脇の塀には子供たちが書いた楽しげな絵画が飾ってあります。

一風変わった紅白の垂れ幕が掛けてありました。単純な紅白ではなくデザイン入りでおしゃれです。

土屋さんが紅白の垂れ幕は嫌だとわがままを言ったらママ友たちが知恵を絞って作成してくれたということです。

土屋さん、意外に古風なところもあって事務所開きの前に神事がありました。女性の神主さんでした。

だるまもありました。頭に何か被せてあってマフラーをしてました。めったにお目にかかれないだるまさんです。

ゲストも多彩でした。女性作家で湯河原在住の田口ランディ―さんがご夫妻で見えていました。

田口さんとは私も旧知です。久しぶりに話が出来ました。ネットを駆使して仕事をしているとのことでした。

土屋さんが東京在住時代に知り合った空き家対策の第一人者の方も見えていました。あいさつが良かったです。

若者が挑戦しない国に将来はない。土屋さんは若いというだけで当選させなければならないと力を込めてました。

前東京葛飾区議の方も応援に駆けつけてました。選挙期間中は泊まり込んでということで気合が入ってます。

最後に登場したのは、湯河原が誇るミュージシャンの巻上公一さんです。私と高校の同級生です。

ビッグニュースです。朝日新聞に詩歌のコラム折々のうたを連載した大岡信さんをしのんで賞が創設されました。

第一回の受賞者に巻上さんが選ばれたということです。巻上さん昨年末に詩集『至高の妄想』を出版しました。

著名な詩人の谷川俊太郎さんが高く評価し、そして第一回大岡信賞の受賞です。多芸多才です。

得意の口琴を奏でてこれまたユニークな応援でした。うぉ~~~!文字では上手く表現できないエールを披露してました。

土屋由希子さんは感謝の二文字を繰り返してました。ママ友を始め友人たちの熱い支援に言葉がつまりそうでした。

苦しいこともあるが最後の最後は楽しくやるしかないと明るく力強く宣言していました。頼もしいです。

神奈川県西部で初めての女性県議会議員になった佐々木ナオミさんは候補者が輝いてくれば選挙は当選すると言ってました。

土屋さんの立ち振る舞いを見ていると選挙戦で大爆発する雰囲気を漂わせています。いけると思います。

最大の難敵は投票率だと思います。有権者の関心が新型コロナウィルスに向き投票率が上がらないかもしれません。

固定票や地盤を持っている候補者が有利となってしまいます。この点がいささか気がかりです。

教育と子育て支援の一点突破で湯河原を元気にすると言い切る土屋さんの提案は、すこぶる魅力的です。

当選しないことには活躍できません。投票に行くよう呼び掛ける運動を徹底して欲しいとお願いしました。