中国習近平国家主席の訪日自体の再検討を

4月に国賓として訪日予定とされてていた中国の習近平国家主席の訪日が延期になりそうだとの報道を目にしました。

東京オリンピック・パラリンピックの終了した後の秋以降の来日を検討するとの観測も同時に流されてました。

私は目もむきました。新型コロナウィルスが秋まで猛威を振るっているからという理由ではありません。

こればかりはどうなるかわかりません。不確かな未来予測で驚いているのではないということです。

新型コロナウィルスの発生源は中国・湖北省武漢です。どこから蔓延が始まったのかは定かではありません。

武漢当局の当初の対応が不適当だったのか、それとも国家の指導が間違っていたのか、結果として蔓延を引き起こしました。

情報を隠蔽し初期段階でとるべき対応をとらなかったため今日の蔓延をもたらしてしまった人災だとの指摘もあります。

中国から全世界への警戒警報は明らかに遅れました。騒動になった時は、既に日本を始め感染者が出ていました。

その結果、WHO=世界保健機関の今月1日の発表によりますと感染者は中国で8万人超、その他の国で7千数百人です。

日本のほか韓国での感染者の激増が目立ちます。イタリアもです。WHOは、危険度を最高レベルに引き上げました。

この蔓延の責任はいったいどこにあるのでしょうか。言わずもがなです。中国に第一の責任があります。

習近平国家主席を始め中国の指導部は良く平然としていられるものだと私はあ然とします。

日本がもし感染源だとしたらどうでしょうか。袋叩きになり平謝りして対応に右往左往しているはずです。

中国国内のことについては国家の威信をかけて対応しているのでしょうが対外的な謝罪の姿勢は見えません。

事態が収束したらなぜ蔓延したのかを徹底して検証することが必要だし日本を始め感染者を出した国は求めるべきです。

人災だとの指摘がある以上、不可抗力だったと見過ごす訳にはいかないのは当然のことではないでしょうか。

新型コロナウィルス問題の総括がなされない段階で習近平国家主席の訪日などありえないことです。

これだけの世界的災難を引き起こしていて隣国同志仲良くやっていきましょうとは行きません。

真に友人としてお付き合いするためにも新型コロナウィルスの発生の原因と蔓延の経緯は徹底検証すべきです。

WHOの対応にも疑念が残ります。今頃、危険度を最高レベルに引き上げても遅きに失した感が否めません。

テドロス事務局長は当初中国の対応を高く評価していました。現状から見れば全く誤った見方でした。

なぜそこまで中国の方を持つのか不思議でした。エチオピア人のテドロス事務局長は逆らえないという説があります。

出身国が多大な援助を中国から受けているというのがその理由です。事実かどうかはわかりません。

でもそう受け止められても仕方ないほど中国に寛大だったと感じられます。割り切れなさが消えません。

中国の習近平国家主席の訪日は新型コロナウィルスの総括が終わってからの課題です。かなり先です。